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薫大将と匂の宮 昭和ミステリ秘宝 扶桑社文庫昭和ミステリ秘宝
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商品詳細
内容紹介 | 内容:薫大将と匂の宮. 妖奇の鯉魚. 菊花の約. 吉備津の釜. 浅茅が宿. 青頭市. 竹取物語. 変身術. 異説浅草寺縁起. 艶説清少納言. コイの味. 「六条の御息所」誕生. エッセイ |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2001/10/30 |
JAN | 9784594032654 |
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薫大将と匂の宮
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3.4
7件のお客様レビュー
源氏物語の続編という…
源氏物語の続編という設定で、紫式部と清少納言の対決を描く。そのほかに「新釈雨月物語」など単行本未収録の作品が集められている。「艶説清少納言」が頭の良すぎた清少納言の悲哀が描かれていて切ないものがあった。
文庫OFF
表題作は岡田鯱彦氏が…
表題作は岡田鯱彦氏が描く異色の歴史ミステリ。全部で十一篇の短編が収録されています。
文庫OFF
国文学者であり、推理・サスペンス小説を物した 岡田鯱彦の、古典を題材とした中短編集。 表題作は、『源氏物語』終盤の主人公、 魅惑的な体臭を放つ薫大将と、 ライバルである調香の名人・匂の宮の モデルとなった人物を共々に巻き込んだ 惨死事件の真相を、紫式部が推理した―― という体裁の...
国文学者であり、推理・サスペンス小説を物した 岡田鯱彦の、古典を題材とした中短編集。 表題作は、『源氏物語』終盤の主人公、 魅惑的な体臭を放つ薫大将と、 ライバルである調香の名人・匂の宮の モデルとなった人物を共々に巻き込んだ 惨死事件の真相を、紫式部が推理した―― という体裁のミステリで、 プッツリ途絶えたような源氏最終話「宇治十帖」に 本当は続きがあって、その手稿を入手した語り手が 「これは千年前の探偵小説だ!」とて開陳する形式。 本文は紫式部の幻の源氏完結編を 語り手が現代語に訳したとされるものだが、 原典に特別な思い入れのない者には 些か読みづらかったし、 トリックは冷静に情況を思い浮かべると 相当にえげつない(笑)。 ただ、作者がいかに『源氏物語』を愛しているか、 その熱量は存分に伝わってきた。 他には上田秋成『雨月物語』の、 ほぼそのままの現代語訳や大胆に捻った翻案、 あるいは“異説”竹取物語や鼠小僧の物語、など。
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