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妖精の教育
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妖精の教育

ディディエヴァン・コーヴラール(著者), 香川由利子(訳者)

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妖精の教育

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2001/10/31
JAN 9784152083630

妖精の教育

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2008/12/07

フランスの人気作家。愛とユーモアのある御伽噺を語らせたらコーヴラールの右に出るものはいない。エール・フランスのバスで子連れの女性に一目ぼれし、偽名を語り他人のハイヤーを横取りし、一目ぼれの女性を家まで送り届ける。いかにもフランス人がしそうなことだ。だって、恋は何事にも優先するのが...

フランスの人気作家。愛とユーモアのある御伽噺を語らせたらコーヴラールの右に出るものはいない。エール・フランスのバスで子連れの女性に一目ぼれし、偽名を語り他人のハイヤーを横取りし、一目ぼれの女性を家まで送り届ける。いかにもフランス人がしそうなことだ。だって、恋は何事にも優先するのがフランスだから。主人公ニコラは、子連れの女性イングリットに恋し、その息子ラウルのパパになりたいと願う。いつまでも大人になれない子供ラウルの恋にフランス人女性は魅了されたのだろうか?イングリットは、私たちの愛を永遠とするためにニコラと別れたいという。ニコラは、イングリットの別れの理由を理解できずにもがき苦しむ。ニコラは、スーパーマーケットで働くイラクのクルド女性セザールに惹かれる。出て行ったイングリッドが、ある日、突然に戻ってくる。イングリットは、セザールに出て行った理由を、胸に癌ができてしまいもう命はないと思ったので、二コラに別れの準備をさせるために、偽ってもう愛してないフリをした。でも、手術してみたら腫瘍は良性だった…。物語は途中、方向を失うかに見せ、支離滅裂・意味不明の箇所もあり、いかにもこれがフランス的なのだろうか、と感じるところもある。語り口は、ニコラとセザールの2人なのだが、やや構造的にバランスが悪い。訳者が下手なのか、会話の言葉づかいが不自然で、スラスラとは読めないのだが、まあ、フランス人の雰囲気を感じたいならこの本もある程度よしとしないといけないのかな・・・。

Posted by ブクログ

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