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安ければ、それでいいのか!?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | コモンズ/ |
発売年月日 | 2001/11/15 |
JAN | 9784906640447 |
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
この本は今から12年以上前(2001)に書かれたものです、丁度、マクドナルドの65円バーガーが流行していた頃でしょうか。 確かに高価格の食品をいつも買うのは難しいので、安い食品 に興味をそそられる気持ちも分かりますが、最近では安いものには「ワケ」があることも分かってきました。 ...
この本は今から12年以上前(2001)に書かれたものです、丁度、マクドナルドの65円バーガーが流行していた頃でしょうか。 確かに高価格の食品をいつも買うのは難しいので、安い食品 に興味をそそられる気持ちも分かりますが、最近では安いものには「ワケ」があることも分かってきました。 定価で販売されている食品が弊店間際になって安くなっているのは自分でも理由がわかりますが、始めから安く売られているモノは、覚悟が必要なのだなとこの本を読んで痛感しました。 以下は気になったポイントです。 ・マクドナルドでは、全世界のマクドナルド社が共同チーム体制を組む、どの国とどの国が共同で仕入れるか、どのエリアは分散するかを調整する(p10) ・もともと半額セールとなったハンバーガーなどは、野菜と呼べるのは、ピクルス一切れと、アメリカ産たまねぎしかない(p12) ・新製品のリサーチは静岡県で行うメーカが多い、日本全国の平均的な結果が出るというのが定説(p15) ・徹底した合理化とコスト削減による低価格戦略が、マックの創業以来の方針だったわけではない、1971年から1985年までは一貫して値上げ、安売り戦略になったのは1995年(p16) ・マックは商品そのものの価格を上げるより、価格を下げることで「バリュー」を相対的にあげる道を選んだ(p21) ・マックとモスの棲み分けができていたが、少ない資本でこまめに儲けるサテライト店を郊外や住宅街に大量に出店して安売りを始めたので、棲み分けが崩れていった(p32) ・オーストラリア産牧草飼育の牛肉は、アメリカ産穀物飼育牛よりも安い、なかでも肉用種よりも乳用種が安い、これがマックのパティの主原料である(p37) ・卵1個50円は高すぎ、輸送費やなにか入れても1個30円だろう(p79) ・トップ200社の総売り上げは、世界総GDPの27.5%(1995)に相当している(p180) 2014年2月23日作成
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20130705読みたい 20140120読了 2001年出版。10年以上前の本。そのころからすると地産地消は広がったんだろうか。●日々の買いもので国産のものを買うか、輸入物を買うか、その小さな選択が、「どういう社会を支持するか」の信任投票行為である、というひとこと。まっとうなも...
20130705読みたい 20140120読了 2001年出版。10年以上前の本。そのころからすると地産地消は広がったんだろうか。●日々の買いもので国産のものを買うか、輸入物を買うか、その小さな選択が、「どういう社会を支持するか」の信任投票行為である、というひとこと。まっとうなものにはまっとうな値段がある。安いには安いなりの背景がある。●マックのハンバーガーが65円の低価格を実現したカラクリに、眉をひそめながら読んだ。学生の時はマックを利用したこともあったけれど、まずくても買ったのは安いから(今はファストフード自体、利用する機会がない)。最近のマックは高級路線だと聞くが、まずくて高かったら惹かれないだろうな。●編著者の山下惣一氏、資本主義に思いきり異議を唱えている。事業を拡大して金儲けをするのではなく、生まれ育った土地を耕して家族みんながつましく暮らせるだけの収入を得ながらゆったり元気に暮らす、そんな幸せの形もあるんだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本の食糧自給率は半分にも満たない。 それは、いったいどういうことなのか? 安いものには、安いだけの理由がある。 私たちの食とはなにかを考えさせられる。 とくに本文にあった日本のマクドナルドの藤田社長の言葉にうすら寒い恐ろしさを感じた。 「米と魚を食べてきた二〇〇〇年来の日本人の食習慣を、二〇年後に成人となる子供たちにターゲットをしぼることで変革できるという“長期大戦略”を構想した」 それは、日本人としてのアイデンティティーを侵すものだと、恐ろしく感じた。 多くの日本人の子供は義務教育を終えると高校へ進学する。 そしてその半数以上が大学へ進学する。 大学に進学して農業を始めようという人間は少ないだろう。 これは日本の教育とも関係している事実のように思う。 全ての人間が指導者になりえることはなく、指導者の元には従事者がいる。 職業の分野に関しては右に倣えではやっていけない。
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