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不思議の国の物語(1) 世界がこわれる音 インド民話の森 鳥獣虫魚の巻
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 人類文化社/桜桃書房 |
| 発売年月日 | 2001/11/20 |
| JAN | 9784756719065 |
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不思議の国の物語(1)
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ああ、人にはあすが見えないのさ、学生諸君」 世界最古。イソップ、アラビアン•ナイト、グリム、今昔物語の源泉。いま蘇るインドの民話!ーーーーー 表題に惹かれて。カラーの挿絵が多くて、お子さんと一緒に読んでも楽しそうだなと思った。 「鷲に肉を与えた獅子」と、「五百回首を切られたヤギ」「殺された忠実なマングース」が特に印象的だった。 インド民話なので、神様への尊意が根底にありつつ他者との関係、接し方について考えさせられるお話ばかりだった。民話なので、隣人を大切に、というメッセージが強いけど、動物を介しているので飲み込みやすいし、自然界の摂理……のような気持ちで読める。 五百回首を切られたヤギの、〈それは思いあがりじゃ。神は自足しておる〉が結構衝撃的だった。信仰無くして存在できる神、というのはあまり日本では聞かないし、あまり表現されていない気がする。先に世界に神がいたから、なのか? 日本の神には死が存在するし…? そういう相違も興味深かった。
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こんな面白い民話を今の今まで読まなかったなんて、と、読み始めてから歯噛みしたくなった。 不思議な事に、世界の民話はどこか似通ったものに出くわすことが多い(木の上に隠れるヒーローが、井戸に映った姿でヒロインに見いだされる、とか)なと思っていたのだけれど、これはまったく見知らぬ...
こんな面白い民話を今の今まで読まなかったなんて、と、読み始めてから歯噛みしたくなった。 不思議な事に、世界の民話はどこか似通ったものに出くわすことが多い(木の上に隠れるヒーローが、井戸に映った姿でヒロインに見いだされる、とか)なと思っていたのだけれど、これはまったく見知らぬものばかりで、その意味だけでも、かなり熱中させられた。 これがシリーズの1で、残りあと4巻もあるのだから、わくわくが止まらない。イソップ、アラビアンナイト、グリム、今昔物語の源泉……とあるが、さもありなん、と思う。今昔ファンなら、間違いなくスキなはずだ。中味は平易な子ども向けのような掌編ばかりだが、なんとも示唆に富んでいる。 編者の小山和さんは、輪廻転生思想を基盤にしているインド人の動物への優しい視線が……というような事を前文で書かれていたが、しかしその点では違う印象を抱いた。 これは、隠喩であるのだと思う。 動物の立場を借りて、その時の権力者や力があるものなどに道徳を教える、説諭のための話なのだろう。 これを聞かされている力ある者の顔や場面を想像するだけで楽しい。 もっともっと、知られて良い本だと思うと同時に、教えたくないという気持ちもある。 この、古き賢人たちの紡いだ珠玉の皮肉本、私だけの楽しみにしておきたい。贅沢なことだけれど。
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