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ミラノ霧の風景 須賀敦子コレクション 白水Uブックス1057エッセイの小径
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2001/11/25 |
| JAN | 9784560073575 |

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ミラノ霧の風景
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ミラノ霧の風景
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商品レビュー
3.9
33件のお客様レビュー
いままで須賀敦子を読んでなくてごめんなさい! 初ミラノのために読んだが、何十年も前の、まだ霧の出るころのミラノでの日々がなんとも繊細にみずみずしく語られる。
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出てくる人たち一人一人、作者の愛情に包まれた視線で描かれていて、「会ってみたいな」とも思わせてくれる。 イタリアって、意外かもしれないんですがとっても生真面目で、社会主義寄りの人がかなり多いんです。 (イタリアは何に関しても両極端な面が多いですけどね) 私も良くわかるんですが、外...
出てくる人たち一人一人、作者の愛情に包まれた視線で描かれていて、「会ってみたいな」とも思わせてくれる。 イタリアって、意外かもしれないんですがとっても生真面目で、社会主義寄りの人がかなり多いんです。 (イタリアは何に関しても両極端な面が多いですけどね) 私も良くわかるんですが、外国人はどんなにがんばったって入っていけない一線があります。 でも、だからこそ私たち外国人は外から冷静に見つめる余裕があると私は思うんですが、彼女はそれに長けていたのではないでしょうか。 続き https://wp.me/pgG1ce-3id
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何年か前に読書会の課題図書になって、 その読書会が気に入っていたので、読み始めた本。 だけど、自分がなんの思い入れもない外国の風景を読まされるのって苦痛だなぁと、タイトルからしてなんだか鼻につくなぁなどと失礼なことを思っていた。 ところが、初めのエピソードを読み終えた時、突然...
何年か前に読書会の課題図書になって、 その読書会が気に入っていたので、読み始めた本。 だけど、自分がなんの思い入れもない外国の風景を読まされるのって苦痛だなぁと、タイトルからしてなんだか鼻につくなぁなどと失礼なことを思っていた。 ところが、初めのエピソードを読み終えた時、突然、胸元をするどいナイフで刺されたような強い印象に襲われた。え急に?!なんじゃこりゃと思った。これは全部読むべき!と。 その読書会から、 つまり読み始めてから、もう2、3年ほど経つと思う。時にはまったく読めず、ずつと放置していた。(読書をする気持ちになれない期間がよくあるのだ。) 昨年秋も、読むのを再開してまた止まった。読んだのは、ガッティのくだり。 ちょうど(現実の私の)父の病気が進行して、数日おきには病院に行っていた頃。仕事も神経を使う状態で神経が参っていたところだったので、気を紛らわそうとしていたのだ。ところが、ガッティのくだり。私は涙が止まらなくなった。 すごく印象的で何故か1番好きなエピソードだけれど、体力気力がなく、またしばらく中断...。 そしてここ数ヶ月再び再開。ちょびちょび読んで、そう数年の後、読み終わったのだ。 数年前からは仕事が2度も(!!)変わり、まともなボスの下で働けるようになり、父は施設に入った。もう話せないほど悪化したが、それはそれで落ち着いた。 今思えば、須賀敦子の文章は、私の頭が正気でも(笑) とても読みにくいと、気付いた。一文が長くて、主語への修飾が多くて、固有名詞も多くて、何についての何が書かれているか、読んでいるうちにわからなくなってしまう(私がバカなだけなんだけど。) だけど、それをぐっとこらえて読むだけの価値がある。 ガッティの晩年に泣き、現実と非現実との境が曖昧なベネツィアを肌で感じた。何よりたくさんの人々との関わりの後味が残りすぎる。素敵な関わりでも陰が匂い、ふと変わってしまった状況に切なさを味わった。 あとがきにもとても共感した。 初めは鼻につくなどと思っていたが、読み進めると、なんとも嫌味のない、作者の素直さのような、その人柄を感じる飾り気のない文章だった。 毎回、読んだあとは、作者自身や印象的な人々のことを想像して、その余韻を味合わせてもらっていた。 私には読書筋肉が必要な作品だった。 自分では選ばなかっただろう本だから、余計大変だったけど、だからこそ読んでよかった良かった。 この数年の自分と一緒に歩んできた感。 数年前はまったく想像していなかったけど、今、イタリアに本社がある会社で働いているのも不思議な縁。イタリアに特に興味もなかったのに。 いやはや読み終わった。感慨深い。
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