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「ひきこもり」だった僕から
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2001/12/13 |
JAN | 9784062110723 |
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「ひきこもり」だった僕から
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
全くピンと来なかった。哲学者にでもなったら良いんじゃないか。アマゾンのレビューの方が面白い。 ジョン・ダンは誰も孤島ではないと歌ったけれど。私たちは大して違わないのに、あまりにも違いすぎる。そんな気分になっているだけかな。
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著者の講演会を聴きに行った。「ひきこもり」がどういうものか、それはこの数年、本やテレビを通して見聞きしてきた。しかし、その当事者から話を聞くのはもちろん初めての経験だ。「ひきこもり」である人はコミュニケーションが苦手であると思っていたが、著者は大勢の人の前で2時間近く話をされた。...
著者の講演会を聴きに行った。「ひきこもり」がどういうものか、それはこの数年、本やテレビを通して見聞きしてきた。しかし、その当事者から話を聞くのはもちろん初めての経験だ。「ひきこもり」である人はコミュニケーションが苦手であると思っていたが、著者は大勢の人の前で2時間近く話をされた。少し声が詰まることもあったが。さて、著者は35歳。中3のころから不登校になり、高校中退、大学へは入学するが、やはり不登校、休学、何とか卒業しても就職できないまま歳が過ぎていく。そして、31歳のころ、ある出会いがあって社会と関わりが持てるようになってきたそうだ。いまは、「ひきこもり」や不登校の人たちを支援する仕事をされている。私が本書から知りうる限りでは、上山さんが完全に「ひきこもり」状態であった期間は短いようだ。もちろん、すごい葛藤があったということは分かるが、完全な孤立状態ではなかったようだ。それどころか、引きこもり状態から抜け出していく過程で、いくつもの出会いを経験されている。私からすると少しうらやましい(失礼だろうか?)出会いをされている。だが、上山さんは今の状態に満足されているかというと、そうでもないようだ。つねに、本当にこれでいいのだろうか・・・という悩みをかかえているように感じる。何とも思わずに過ごしてしまえば、そんな楽なことはない。毎日がハッピーかも知れない。でも考えずにいられない。どうしてもこだわってしまう。養老孟司先生もそんなこと言っていたように思う。自分もどちらかというとそちらのタイプだ。夏目漱石が「私の個人主義」の中で、「ほりあてる」ということばを使って説明していた。自分がどういう仕事につくか。その仕事がしっくりいかないとしたら、その人は不幸だと。本当にそうだろうか。みんなそんなにしっくりいっているのだろうか。一生「ほりあてる」ことができなくてもそれはそれでその人の人生ではないか。「まあそんな人生もあってええんちゃうの」と森毅先生なら言ってくれそう。最後に、この講演を聴いて一番印象に残ったことばを。不登校が始まった中3から31歳まで年齢はストップしていた。そしてこの4年で15年分くらい歳を取った。このことばはしっくりいった。
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