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戦略論大系(1) 孫子
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 芙蓉書房出版 |
| 発売年月日 | 2001/12/10 |
| JAN | 9784829503027 |

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戦略論大系(1)
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この本はシリーズものとして、毛沢東やクラウゼビッツ(プロセイン王国の軍人、軍事学者)などの戦略に長けたリーダーの一連の戦略ものとして体系化されたものです。 あの名著「失敗の本質」も執筆された杉之尾宜生氏のものですから、確実という感じですね。もっとも私には「失敗の本質」を読み解くこ...
この本はシリーズものとして、毛沢東やクラウゼビッツ(プロセイン王国の軍人、軍事学者)などの戦略に長けたリーダーの一連の戦略ものとして体系化されたものです。 あの名著「失敗の本質」も執筆された杉之尾宜生氏のものですから、確実という感じですね。もっとも私には「失敗の本質」を読み解くことはできませんでしたが。。 しかし本書「孫子 (戦略論大系)」は平易で読みやすく、戦略論の初心者にも馴染みやすいものだと思います。 前半では古文書の孫子の漢文とその解説、中盤では学術的な解説があり、最後には筆者の応用的な実践に基づく知見が読みやすく記述されていて飽きません。 もっと幅を持って読むには同シリーズのクラウゼビッツも合わせて読むと対照さがありためになると思います。 (孫子は、敵国をやっつけるときはほどほどにして屈服させ、その民力や兵力をこちら側に取り込むこと、クラウゼビッツは反抗できないように武力を根こそぎやっつけろと、カラーが出て楽しめます。 どちらに傾倒するかは、もっと深く掘り下げないといけないでしょうけれども、やはり物事をうまく運ぶにはバランス、極端なものをしってほどよい温度加減を知るにはやはりいろんな考え方を仕込まないとハーモニーは生まれませんよね。) この戦略論ものはなんといってもビジネスに応用できるものとして、各方面で取り扱われているシロモノですよね。 モノが溢れている現代の企業活動にとってはまさに群雄割拠の時代で、ただ単に活動を営んでいるだけは食いモノにされて終わってしまうわけです。 成熟した現代ではどんな業界にもガリバーはいて、チャレンジャーがいる。 そんな中で勝ち進んでいくには、ひたすら己を知り、敵を知ることを怠らないことが何よりも大事なわけです。 本書の中においても「スパイとして使うものは重宝しろ」 とか 「情報を掴む作業は怠るな、占いなどに頼らずそれに精通した“人”を通じて適確な情報を得よ」とあります。 古来中国では、戦の勝った負けたは天運で神のみぞ知るというのが社会通念であったなかで、一つ一つの戦争の事実から勝ちのシナリオをロジカルに積み上げ、一つの体系的知見として積み上げたものというのが惚れます。 現代の企業活動では当たり前ですが、それらの活動の全てがこの紀元前何百年の代から悟られていたと思うと、いかに現代が様々な思想や技術の積み重ねで成り立っているといえど、軸は変わらないのだと気付かされて複雑な気分になれます。 ビジネスが発展するにはマーケティングとイノベーションと確かかのドラッガー先生が仰せになられていたと思いますが、そのイノベーション(新しい○○)とあってもきっとそれを起こすには、この孫子の兵法のような基軸は必要なものだと思います。 イノベーションを起こすにも組織で動き、敵と対峙しながらになるのは戦争もビジネスも同じ。 そういう観点で組織を見ると、 本書の後半でためになるのは「部下の取り扱い方」。 信賞必罰の大事というかバランスを説いてくれています。 まず、忠誠心をまだ抱ききれていない兵士(部下)には、厳しくしないこと。 ―捕虜として捉えた敵国の兵隊には手厚く接し、忠誠心を育む。 土着の兵士のように信頼しきった兵士には、わが子に与えるような慈愛と厳格さをもって処遇せよ、かといって迎合するなとあるのです。 つまり、状況に応じて厳しくしすぎてもいけまいし、緩い規律で甘やかしてもいけないということです。 つまりパワハラはいけないし、不必要なボーナスもだめだということです。 この機微を悟っているものが強国を築く真のリーダーだそうです。 そういった身近な例にすぐ転用できそうなところがとっても実用的です。 簡単に読み解ける一冊ではなく、私も表面的な理解にすぎませんが、それでも読み進められる、 死ぬ前に一度は目を通したい一冊だと思います。
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