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ツインズ 続・世界の終わりという名の雑貨店
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 2001/11/12 |
JAN | 9784093860840 |
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商品レビュー
3
40件のお客様レビュー
「世界の終わりという名の雑貨店」の主人公が、君を失ったあとに生きていくお話。前作よりも更に重たい展開で、恋愛というより罪悪感を償う感じの描写が多く続きます。 どうしても失ってはいけない対象を見つけたら、なにがなんでも手放してはいけない。それが強く突きつけられる一冊でした。
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純愛長編とありますが、これはこれは……どうなのでしょう。だいぶ読者によっては好みが分かれるのではないでしょうか。野ばらさんの小説にしては、それもヒット作の続編と位置づけるにしては、かなり攻めた内容であり、度肝を抜かれることは確かです。ですが、私はものすごく好きでした。狂おしいほ...
純愛長編とありますが、これはこれは……どうなのでしょう。だいぶ読者によっては好みが分かれるのではないでしょうか。野ばらさんの小説にしては、それもヒット作の続編と位置づけるにしては、かなり攻めた内容であり、度肝を抜かれることは確かです。ですが、私はものすごく好きでした。狂おしいほど刺さりました。期せずしてこの作品に巡り会えたことを、運命のようにすら感じます。個人的な好みの話かも知れません。私は野ばらさんの、このような、タナトニックな、破滅的でダークなお話を読みたかったのです。 「私」が教会に赴くきっかけともなった葬儀の話、つまりレクイエムのこと。そこで「私」はフォーレのレクイエムを選びました。その、フォーレのレクイエムこそ、私が初めて『世界の終わりという名の雑貨店』を読んだ時から、嶽本野ばらという作家の描く物語のバックで静かに流れている曲でした。野ばらさんの小説は他にも色々読みましたが、やはり『世界の終わりという名の雑貨店』が私の中では白眉であり、フォーレのレクイエムほどこのお話にぴったりな曲はないだろうと思っていたのです。ですから感動してしまった。この本を最後まで読まなければいけないと思いました。そして実際読み続けていくにつれ、私は『ツインズ』が持つ妖しい魔力に埋没していったように思います。 先述したように、この小説自体がどこか異質的で、そこはかとない破滅と愛情を孕む小説です。そんな本作の魅力を引き立てているのが、言わずもがな「私」と出逢い、「私」を破滅へと導く存在でもある、あえかなる「彼女」というキャラクターです。「彼女」は野ばらさんの他の著作で登場する女のコ達とは、明らかに異なるタイプの女のコです。陳腐に、端的に言ってしまえば、病んでいるのです。ボロボロになりながらもお洋服を依代にして我を貫く他の女のコ達とは違い、本作における彼女の場合、お洋服のメゾンは瑣末なことでしかないように感じます。そう感じるほど、「彼女」のキャラクターは野ばらさんらしくないようにも感じられ、と同時に私は野ばらさんの作品において、「彼女」のようなコが現れる作品をずっと求めていました。繰り返す自傷行為と黒魔術めいた謎の儀式、挙句洗脳……と、とにかく「彼女」にまつわる事象はどしがたく、読むことをやめてしまった、裏切られたと感じた読者もいたことでしょう。もちろん私もまさかここまで非道くなるとは思いにもよりませんでしたが、それでも何故でしょう、同じくらいひどくしっくりと来ました。ほら、フォーレのレクイエムが聴こえてくるようです…。 ……そんな本作でしたが、野ばらさんの伝えたいことは変わらないのです。野ばらさんが影響を受けたと仰っている作家の中には、吉屋信子や太宰治などに加え、澁澤龍彦やバタイユなどの錚々たる人達が居ることも忘れてはいけません。「愛」の在り方。野ばらさんは私にほんとうに多くの気づきを与えてくれます。まさにダーク嶽本野ばらとも言える『ツインズ』がどんな位置に有ろうが、私はこの作品を読み続けることを誓います。
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疲れた。 僕が再生する手段として、これほどまでの犠牲を払わねばならないのか。 これは物語であって、現実ではない。 そう何度言い聞かせて読み進めたことか。 しかし、現実は、もっと、救いようがないような、生きるための苦しみ、逃れるための本能、そんなものたちの強さはハンパない...
疲れた。 僕が再生する手段として、これほどまでの犠牲を払わねばならないのか。 これは物語であって、現実ではない。 そう何度言い聞かせて読み進めたことか。 しかし、現実は、もっと、救いようがないような、生きるための苦しみ、逃れるための本能、そんなものたちの強さはハンパないんだろうな。
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