ツインズ の商品レビュー
嶽本野ばら先生に恋して3作目。やっぱり心が若返る!10代の乙女のような気持ちで読むことができる。他の方が書いていたけど、まさに絶望9割希望1割。その比率に嫌悪する人もいれば好きで堪らない人もいるでしょう。 ラストがたまらなく好きで、これぞ嶽本野ばら先生だと感じた。 まだ先生のこと...
嶽本野ばら先生に恋して3作目。やっぱり心が若返る!10代の乙女のような気持ちで読むことができる。他の方が書いていたけど、まさに絶望9割希望1割。その比率に嫌悪する人もいれば好きで堪らない人もいるでしょう。 ラストがたまらなく好きで、これぞ嶽本野ばら先生だと感じた。 まだ先生のことを深く追えていないのに、もう魂の共鳴を感じている私を肯定してくれているように感じる作品。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最近、『ミシン』を再読したのでついでにこちらも再読。 何度読み直しても破滅的で救いようのないほど重たく、胸焼けしてまう一冊だなと思う。 この本は読み手と主人公の性格特性がどれだけ近いかで好き嫌いがハッキリと分かれると思う。特に最後の主人公の選択は人によっては絶対に選ばない選択であり、少女そのものへの許容すら難しい人だっているだろう。「自分だったらこうするはずだ」という感情が主人公を否定してしまい、結果的にその作品を拒んでしまうということは小説を読む上で珍しいことではない。 ただ、もし主人公と読み手の感性が近いところにあるのであればこれほど悲しく孤独な地獄はないだろうと私は思う。前作での悲しみを引き継いで生きる主人公が他の選択肢などとれるはずもないし、苦しみから逃れられるわけもない。 安易にオススメは出来ないが苦しさや悲しさ、虚無感を存分に味わいたいのならどうぞ、といった感じ。
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「世界の終わりという名の雑貨店」の主人公が、君を失ったあとに生きていくお話。前作よりも更に重たい展開で、恋愛というより罪悪感を償う感じの描写が多く続きます。 どうしても失ってはいけない対象を見つけたら、なにがなんでも手放してはいけない。それが強く突きつけられる一冊でした。
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純愛長編とありますが、これはこれは……どうなのでしょう。だいぶ読者によっては好みが分かれるのではないでしょうか。野ばらさんの小説にしては、それもヒット作の続編と位置づけるにしては、かなり攻めた内容であり、度肝を抜かれることは確かです。ですが、私はものすごく好きでした。狂おしいほ...
純愛長編とありますが、これはこれは……どうなのでしょう。だいぶ読者によっては好みが分かれるのではないでしょうか。野ばらさんの小説にしては、それもヒット作の続編と位置づけるにしては、かなり攻めた内容であり、度肝を抜かれることは確かです。ですが、私はものすごく好きでした。狂おしいほど刺さりました。期せずしてこの作品に巡り会えたことを、運命のようにすら感じます。個人的な好みの話かも知れません。私は野ばらさんの、このような、タナトニックな、破滅的でダークなお話を読みたかったのです。 「私」が教会に赴くきっかけともなった葬儀の話、つまりレクイエムのこと。そこで「私」はフォーレのレクイエムを選びました。その、フォーレのレクイエムこそ、私が初めて『世界の終わりという名の雑貨店』を読んだ時から、嶽本野ばらという作家の描く物語のバックで静かに流れている曲でした。野ばらさんの小説は他にも色々読みましたが、やはり『世界の終わりという名の雑貨店』が私の中では白眉であり、フォーレのレクイエムほどこのお話にぴったりな曲はないだろうと思っていたのです。ですから感動してしまった。この本を最後まで読まなければいけないと思いました。そして実際読み続けていくにつれ、私は『ツインズ』が持つ妖しい魔力に埋没していったように思います。 先述したように、この小説自体がどこか異質的で、そこはかとない破滅と愛情を孕む小説です。そんな本作の魅力を引き立てているのが、言わずもがな「私」と出逢い、「私」を破滅へと導く存在でもある、あえかなる「彼女」というキャラクターです。「彼女」は野ばらさんの他の著作で登場する女のコ達とは、明らかに異なるタイプの女のコです。陳腐に、端的に言ってしまえば、病んでいるのです。ボロボロになりながらもお洋服を依代にして我を貫く他の女のコ達とは違い、本作における彼女の場合、お洋服のメゾンは瑣末なことでしかないように感じます。そう感じるほど、「彼女」のキャラクターは野ばらさんらしくないようにも感じられ、と同時に私は野ばらさんの作品において、「彼女」のようなコが現れる作品をずっと求めていました。繰り返す自傷行為と黒魔術めいた謎の儀式、挙句洗脳……と、とにかく「彼女」にまつわる事象はどしがたく、読むことをやめてしまった、裏切られたと感じた読者もいたことでしょう。もちろん私もまさかここまで非道くなるとは思いにもよりませんでしたが、それでも何故でしょう、同じくらいひどくしっくりと来ました。ほら、フォーレのレクイエムが聴こえてくるようです…。 ……そんな本作でしたが、野ばらさんの伝えたいことは変わらないのです。野ばらさんが影響を受けたと仰っている作家の中には、吉屋信子や太宰治などに加え、澁澤龍彦やバタイユなどの錚々たる人達が居ることも忘れてはいけません。「愛」の在り方。野ばらさんは私にほんとうに多くの気づきを与えてくれます。まさにダーク嶽本野ばらとも言える『ツインズ』がどんな位置に有ろうが、私はこの作品を読み続けることを誓います。
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疲れた。 僕が再生する手段として、これほどまでの犠牲を払わねばならないのか。 これは物語であって、現実ではない。 そう何度言い聞かせて読み進めたことか。 しかし、現実は、もっと、救いようがないような、生きるための苦しみ、逃れるための本能、そんなものたちの強さはハンパない...
疲れた。 僕が再生する手段として、これほどまでの犠牲を払わねばならないのか。 これは物語であって、現実ではない。 そう何度言い聞かせて読み進めたことか。 しかし、現実は、もっと、救いようがないような、生きるための苦しみ、逃れるための本能、そんなものたちの強さはハンパないんだろうな。
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痛々しくて読んでられません。 でもページをめくる手は止まらないものだから読み終わってしまいました。 1Q84を思い出した。
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世界の終わりという名の雑貨店、それはミシンの中に収録されていた短編でしたが、個人的に本編より印象深く残っていた作品でした。今作はその続編ということですが、やはり、カサコ同様違った趣きの話に感じてしまいます。前作での主人公の倒錯感が、今作では、なんだかただのだらしがない、仕方がなく...
世界の終わりという名の雑貨店、それはミシンの中に収録されていた短編でしたが、個人的に本編より印象深く残っていた作品でした。今作はその続編ということですが、やはり、カサコ同様違った趣きの話に感じてしまいます。前作での主人公の倒錯感が、今作では、なんだかただのだらしがない、仕方がなくってどうしようもない人間感に変わったように感じたのは嶽本先生の意図なのか…。
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一度しか読んでいない、というかもう読みたくないくらい、エグい 読んでて吐きそうになったのは初めてかもしれない・・・ そんな経験をさせてくれた、ある意味私にとっては思い出の一冊
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正編を無視して読んだ作品 見事私の心をかっ攫っていった 野ばらさん作品で一番最初に読んで 心の深からずっぷり惚れ込んでしまった 美しいまでの破壊と堕落した作品でした 破壊=不幸せじゃないきっと 私もたとえ最後には自分が死んだとしても ツインズである彼女と一緒にいたと思う
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うーん。前作は好きだったのですが…今回はちょっと途中からかなり気持ち悪くなってきました。編集者頑張れって思ったのに…;;「彼女」との破壊されていく暮らしを選んだ主人公は、あわない読者も含めまわりがどう思おうと幸せなんでしょうね。ならそれでいいんじゃないかな。主人公たちのその後は、...
うーん。前作は好きだったのですが…今回はちょっと途中からかなり気持ち悪くなってきました。編集者頑張れって思ったのに…;;「彼女」との破壊されていく暮らしを選んだ主人公は、あわない読者も含めまわりがどう思おうと幸せなんでしょうね。ならそれでいいんじゃないかな。主人公たちのその後は、想像したく…ないです。
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