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ジャンピング・ジェニイ 世界探偵小説全集31
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2001/07/20 |
| JAN | 9784336041616 |
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ジャンピング・ジェニイ
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ジャンピング・ジェニイ
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
「探偵ロジャー・シェリンガム」シリーズの9作目(1933年)。 タイトルは、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名な作家「ロバート・ルイス・スティーヴンスン」の『カトリアナ』の中で、縛り首の死体を『ジャンピング・ジャック』と呼んでいたことから、その女性版だと言い放ったシェ...
「探偵ロジャー・シェリンガム」シリーズの9作目(1933年)。 タイトルは、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名な作家「ロバート・ルイス・スティーヴンスン」の『カトリアナ』の中で、縛り首の死体を『ジャンピング・ジャック』と呼んでいたことから、その女性版だと言い放ったシェリンガムの弁によるもの。 そして、何故そんな話が出たのかというと、参加者に歴史上有名な犯罪者や被害者に仮装させるエキセントリックなパーティーを開催した、小説家ロナルド・ストラットンがその余興として、彼の屋敷の屋上に建てた三つの絞首台にぶら下げた藁の死体を、彼とシェリンガムが眺めているといった、こちらも中々風変わりなオープニングだったからであり、これだけ見るとバークリーもついに来るところまで来てしまったのかと思いそうだが、探偵小説として内容が斬新でありながらも素晴らしく面白いものになっている点は、ここでしっかりと強調しておきたい。 「毒入りチョコレート事件」を皮切りとして、シリーズを重ねていく毎にバークリーの目指す、洗練された探偵小説の極みとも呼べそうな本書は、多重解決の要素や、記号化していない活き活きとした登場人物に加えて、一読して分からなくとも再読してみると気付くことのできる、序盤で既にいくつも散りばめられていた巧みな伏線の存在を知ることによって、これまで独り善がり的な要素が強かったシリーズの中で初めて緻密に計算されたエンタテインメント性を感じられた、それがあるからこそ奇抜な設定ではありながらも、ミステリとしての本書の印象を良いものにしているのだと思う。 また、バークリーを愛する探偵小説研究家、真田啓介さんのシリーズに対する印象として、『シェリンガムが独特の魅力を持った探偵であることを強調している』ことを認めながらも、『シェリンガムという探偵を創造したことじたい、職業的探偵小説家としてのバークリーがこのジャンルに対して行った最大限の譲歩だったような気がする』と独自の見解を示した、本書の解説「バークリーと犯罪実話」の中での若島正さんの言葉にも肯けて、興味深いものがあった。 ということで、このままミステリの常道として、ある程度予測が可能なストーリー展開であっても面白いものとなっていたと思われる本書の、これだけに留まらない特筆すべき点として(まず第一にこれを挙げろと仰るファンの方々、ごもっともです)、上記した斬新な物語の内容があるのだが、これをネタばれ無しで説明するのは少々難しい。 それでも何とか書いてみようとすると、こうすることによって、解説の若島さんの言葉をお借りすると、『探偵小説が取り戻すべきなのは、血の通った人間ドラマとしての殺人』に近付くのではないかということ以上に、私が印象深かったのは何といってもシェリンガムが自ら認めたことであり、おそらくこれに勝るものは何もないのではと思う程、その衝撃の強さには驚きを隠せないものがあったものの、私的には「あっ、ついにぶっちゃけたか」と、比較的冷静な反応に留まることができたのは、紛れもなく前作のおかげである。 ただ、そうは思っても、ここでいうところの『ある遺憾きわまる行動』に、『とっても不道徳なこと』、極め付けが『こういうことすべてに対する倫理的疑問は、まったく彼の胸中に生じなかった』という点には、探偵としての斬新さ以上に、ロジャー・シェリンガムの人間性が遺憾なく発揮された印象でもあり、遺憾きわまる行動が遺憾なく発揮されたといった皮肉な感じは、まさに彼にとって、ぴったりであろうとも思えてくるが、それでも、このような探偵像を確立させることによって喜劇と悲劇は紙一重であることを教えてくれることに、やはりバークリーならではの斬新なオリジナリティが色濃く表れているように思われたし、何よりもこうした一面を知ったからといって、それだけでシェリンガムが善か悪かということを簡単に判断できる程、人間は単純な存在ではないことを表していることも見逃してはならない。 そうした斬新さは、本書のパーティーに於いてロナルドの前妻と婚約者を同席させながらも、お互いに友好的で微笑みを絶やさない様子にも表れているようで、なるほど、当時の風習に於いてもバークリーは斬新なものの見方をしていたからこそ、探偵小説にもそうした視点を活かそうとしたのかもしれないと思わせるような、そんな何か面白いことをやってやろうといった気概は十二分に感じることができて、ここまで来ると最早コメディとも思えてくるが、内容は練りに練られた面白いミステリであった。 「探偵ロジャー・シェリンガム」シリーズも、ついに次作がラストとなるが、本書でこのような展開を見せた為、全く予測できず、いったいどうなるのか楽しみです。
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これはなかなかに楽しい展開。 古き良き推理小説というか、何しろ登場人物がわさわさ出てきて仮想してるわ、仮想して人も誰やねんて感じだわで、最初は苦しいけど、そこは華麗にスルーして読み進めると、段々とポイントが絞られてきて、意外やイケるのですわ。 自分はこのロジャーさんをよく知らんの...
これはなかなかに楽しい展開。 古き良き推理小説というか、何しろ登場人物がわさわさ出てきて仮想してるわ、仮想して人も誰やねんて感じだわで、最初は苦しいけど、そこは華麗にスルーして読み進めると、段々とポイントが絞られてきて、意外やイケるのですわ。 自分はこのロジャーさんをよく知らんのだけど、この本だけ読むと、単なるマヌケに見えるのが面白い。きっと他では活躍してるんだろうになぁ。可哀想に。
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ロジャー・シェリンガムのシリーズ。 ミステリとしてあまりに奇抜なストーリー展開。 馬鹿馬鹿しいのは確かだが、1933年時点でこれほどユーモラスな作品を描いた著者の発想力はスゴイ。
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