ばけねこになりたい せなけいこ・おばけえほん

せなけいこ(著者)

• 販売会社／発売会社: 童心社
• 発売年月日: 2001/07/18
• JAN: 9784494001569

商品レビュー

2024/10/28

2024.10.28市立図書館
せなけいこさんの訃報を聞いて、いままで手にとったことのない本を追悼を兼ねて借りてみた。その３。
21世紀になってうまれた比較的新しい作品で、江戸時代の川柳「幽霊の留守は冥土に足ばかり」をふくらませて作ったという小咄だった。ちいさくて弱いねこがばけねこになりたくて、あれこれ調べたり勉強したりしつつ、墓場で会ったゆうれいさんに親切にしたことで、ばけねこの親分に取り次いでもらって、指南のお手紙をもらって勉強に励むという前向きで楽しい展開。さいごの「うーんとこわいかおのれんしゅう」をするねこの表情がかわいかった。

2024/10/12

〝昔々､ある処に小さな猫がいた。大きい犬は虐めるし､鼠まで馬鹿にする。｢悔しいなあ！」と思っていた･･･｡ ある晩、こわーい「化け猫」の話を聞いた仔猫は､「化け猫」なる決心を固め､墓場に出かけて行った･･･｡そこには､両足を盗られ泣いて嘆く､女の幽霊がいて… 〟仔猫が「化け猫」になるための､涙ぐましい修行の様子が描かれた､ユ－モアまみれの小噺絵本。

2022/10/01

犬にいじめられネズミにも馬鹿にされちゃうこねこ。強い化け猫になりたくなる。でも幽霊を助けるために、唐傘お化けをやっつけてしまうーこの時点で十分強くなっているようなかんじ。化け猫になる方法を知って日々励むところで終わり。なんか物足りない感じ。