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海の都の物語(上) ヴェネツィア共和国の一千年 塩野七生ルネサンス著作集4
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2001/08/31 |
JAN | 9784106465048 |
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海の都の物語(上)
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商品レビュー
4.4
15件のお客様レビュー
塩野七生 「海の都の物語」ヴェネツィア共和国の通史 ヴェネツィア の千年の歴史を振り返り、戦争の英雄がいないのに、なぜ千年の長い間を生きのびたのかを紐解いている。 著者は、ヴェネツィアの私企業のような国家経営観に目付けしている。カリスマ的英雄で彩られるローマ史と比較すると、...
塩野七生 「海の都の物語」ヴェネツィア共和国の通史 ヴェネツィア の千年の歴史を振り返り、戦争の英雄がいないのに、なぜ千年の長い間を生きのびたのかを紐解いている。 著者は、ヴェネツィアの私企業のような国家経営観に目付けしている。カリスマ的英雄で彩られるローマ史と比較すると、ヴェネツィア史は 地味であるが、その地味さが生きのびた理由であるとする論調 ヴェネツィア の国家経営の特性 *宗教やイデオロギーの違いに重きを置かず「はじめに商売ありき」の商業至上主義 *初めから自給自足を諦め、不足の経営資源は交換する〜自給自足を目的とすると 植民地主義に進む *国家の意思決定において、マクシミンルール(最悪の結果が最もましなものを選ぶ)を採用する *共和国政体により国家の組織力を高める 宗教と距離を置き、ローマ教会の圧力を排除しつつ、自国の組織力強化のため、政治のプロ階級を育て、議員の終身制や世襲制に取り組んだ ヴェネツィアの民主主義の取り入れ方は 興味深い
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ヴェネツィアの歴史を、年代別ではなくてテーマ別に記述したもの。 上巻はそれでもなんとなく前半部かな。 第四次十字軍の詳細とかは知らなかったので興味深かった。 とはいえ、全体評価は下巻を読んでからかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヴェネツィアを旅してみて、なぜこのような住むのに不便な地を選び、そこに都市を築いたのかということが不思議でした。ヴェネツィアの過去の栄光を見ただけに特にそれを感じたものです。その謎から本は始まります。1500年前のヴェネツィア建設。その立地故にむしろ、海の都(水の都ではなく!)として発展せざるを得なかった歴史は日本、英国などが貿易立国を目指さざるを得なかった背景と同じであり、面白いですね。後半はライバル・ジェノヴァとの死闘120年。ジェノヴァとの国民性の違いを通しても、ヴェネツィアがいかに独裁制を廃し、民主主義を貫こうとしていたか、またローマ法王からも自主独立を実現し、ビザンチン、イスラム文化との接点としての国際都市の役割を持っていたということは当時としては大変な革新的な国だっただろうと圧倒される思いでした。
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