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中陰の花
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:中陰の花. 朝顔の音 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
| 発売年月日 | 2001/08/30 |
| JAN | 9784163205007 |
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中陰の花
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
本作は、福島県三春町の禅宗の住職である著者によって書かれたものであり、「中陰」をテーマとしている。中陰とは、この世とあの世の中間の状態を指す。 物語は、禅宗の住職にあったテーマが描かれる。 主人公は、住職の則道である。物語の中で、おがみやのウメさんが自らの死期を予言する場...
本作は、福島県三春町の禅宗の住職である著者によって書かれたものであり、「中陰」をテーマとしている。中陰とは、この世とあの世の中間の状態を指す。 物語は、禅宗の住職にあったテーマが描かれる。 主人公は、住職の則道である。物語の中で、おがみやのウメさんが自らの死期を予言する場面が登場する。初めの予言は医師の努力により外れたが、二回目は予言通り、その日付に89歳で亡くなった。 則道は彼女の死の際、病院に立ち会い、ひたすらお経を唱えた。「開甘露門」や「施餓鬼」を唱じ、有縁無縁の三界万霊を供養した。 ウメさんが死を迎えた後も、何か特別な現象や出来事が起こるのではないかと則道は思ったが、実際には何も起こらなかった。多くの人が、彼女のおがみやに相談や頼み事を寄せていたことが、死んでからわかった。 住職の則道は、よく質問される。「極楽はあるか、ないか?」これに対して、次のように答えている。「だから、相手次第や。信じれば、あるんや。信じられなければ、ない。」 宗教の本質は、そういうものだろう。 また、則道は禅宗の和尚と一緒に、直接おがみやに出向いて伺ったところ、「一番憑きにくいのは、禅宗の和尚さんですよ」との言葉を聞き、則道はこれを納得した。つまり、憑依されやすい人には特徴があり、不幸な状況にある人が多いことと言われた。不幸や逆境は、いつしか特殊な能力や霊的現象を引き起こすことがあると示される。 臨済宗の教えの一端として、「病、信不及にあり」という考え方も示される。釈尊は、「お前たちのすべきことは、目の前で苦しむ人の矢を抜いてやることだ。矢の出処を詮索することではない」と説いている。 物語には、住職の妻である圭子も登場し、彼女は静かに、いただいた包装紙を細く裂き、コヨリ(縄)を作っていた。圭子は、ウメさんが成仏していないと考えており、その視点が印象的である。成仏までが中陰の世界にいる時間であり、その世界には独特の風景や現象が現れることが示されている。 成仏するために、何をしたらいいのか?を問う。 宗教的思考が、意外と現実的なことであることに興味を持った。
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中陰とはこの世とあの世の中間。 質量不滅の法則。 世の中の物すべては膨らみ広がりつつある。 宇宙は膨張している事を思ってなるほどと思った。 しかしながら死んだ後のことはお坊さんでもわからない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死後のことは、生きている人間にわかるはずはない。 僧侶であってもそう。 でもやはり感じ取ることが出来る魂の存在。 しかし妻の圭子さん、つき抜けたキャラですね。 朝顔の音は悲しい話である。 この人はどうしても不幸から抜け出せないような 絶望感を感じた。
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