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沢田美喜― 黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道 人間の記録134
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沢田美喜― 黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道 人間の記録134

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沢田美喜― 黒い肌と白い心 サンダース・ホームへの道 人間の記録134

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本図書センター
発売年月日 2001/01/20
JAN 9784820559634

沢田美喜―

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2016/10/08

日本の児童養護施設のハシリとして有名な神奈川県のエリザベスサンダースホームの創始者、澤田美貴の自伝。 石井好子→ジョセフィンベーカー→澤田美貴というつながりで、この本に行き当たった。 私自身はエリザベスサンダースホーム自体の存在は知っていて、また澤田美貴の名前は知っていたが、両...

日本の児童養護施設のハシリとして有名な神奈川県のエリザベスサンダースホームの創始者、澤田美貴の自伝。 石井好子→ジョセフィンベーカー→澤田美貴というつながりで、この本に行き当たった。 私自身はエリザベスサンダースホーム自体の存在は知っていて、また澤田美貴の名前は知っていたが、両方がリンクしていなかった、というレベルで読んだ。 三菱財閥のお嬢様、結婚後も外交官の妻として世界中を巡った美貴が、子育ても概ね終わった時に動き出した世界が児童養護施設の運営。しかも対象は戦後の日本で行き場に困ったアメリカ兵(ほとんどは黒人兵)との混血児だ。 今回の澤田美貴も、シャンソン歌手の石井好子も、滝乃川学園の石井筆子も、あさが来たの広岡浅子も明治から昭和初期にこうした社会事業をおこした人々の多くは、高貴な出身で子どもの頃にお金の苦労をしたことがない(ゆったりしている)、英語をはじめとする他言語を習得していて実際に海外へ赴いている(視野の広さ)、キリスト教に入信している(社会貢献の気持ちが強くなる)ことが共通点のように感じる。そして起こした事業に対して徹底している。全ての財産をなげうつことを厭わずのめり込んでいる。強い人たちだ。またその強さやのめり込んだ彼女たちを支える家族や男性陣がいることも大きい。 平成も30年に達しようかという現代においても、まだ「女性だから」とつまらぬ障害が現れることがあるという声も聞こえる中、明治・昭和初期にこういうことを成し遂げた私たちの先輩女性の方々には、ただただ尊敬の念をもつばかりだ。

Posted by ブクログ

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