1,800円以上の注文で送料無料

死んでいる
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

死んでいる

ジム・クレイス(著者), 渡辺佐智江(訳者)

追加する に追加する

死んでいる

定価 ¥2,530

220 定価より2,310円(91%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 2001/06/10
JAN 9784560047194

死んでいる

¥220

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/04/16

いやぁ変わった小説があるものである。 推理小説でもサスペンス小説でもなく、死んだひと組の男女。彼らの死から始まりそこに至るまでの出来事を追っているだけ。 その中で死体は次第に腐敗していく、というもの。 神が現れたり奇跡が起きたりせず、人がこの世から消える。 なんとも不思議な一冊だ...

いやぁ変わった小説があるものである。 推理小説でもサスペンス小説でもなく、死んだひと組の男女。彼らの死から始まりそこに至るまでの出来事を追っているだけ。 その中で死体は次第に腐敗していく、というもの。 神が現れたり奇跡が起きたりせず、人がこの世から消える。 なんとも不思議な一冊だ。

Posted by ブクログ

2016/10/31

タイトルそのまま、being dead いきなり海岸で頭部陥没の姿の死体で発見された動物学者の夫婦。犯人は?という話では無く、腐乱していく身体や死に至るまでの感情など淡々と表現していく。娘からの視点も交え夫婦の出会いから葬式の様子など死をメインにした本書。

Posted by ブクログ

2010/04/15

最近読んだ小説の中で群を抜いておもしろかった。物語は、浜辺の動物学者の夫婦の死体からはじまる。出合った頃、ここにたどり着くまで、死体の腐敗していく様子、娘からの視点など、時間や空間、視点が切り替わって、複雑に響きあう。特に死体が虫や蟹、微生物など蝕まれていく様子が不思議と美しい。...

最近読んだ小説の中で群を抜いておもしろかった。物語は、浜辺の動物学者の夫婦の死体からはじまる。出合った頃、ここにたどり着くまで、死体の腐敗していく様子、娘からの視点など、時間や空間、視点が切り替わって、複雑に響きあう。特に死体が虫や蟹、微生物など蝕まれていく様子が不思議と美しい。生きることと死ぬこと。人間はそこに物語を作らなければ生きていけない生物だと思う。しかし、生物学的に見れば本当は物語を省ける、つまり、生まれたからには死んでゆく。人間は脆く、ベッドで死ねるとは限らない。といったことを教えられる。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品