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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社/ |
発売年月日 | 2001/06/10 |
JAN | 9784560047194 |
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
いやぁ変わった小説があるものである。 推理小説でもサスペンス小説でもなく、死んだひと組の男女。彼らの死から始まりそこに至るまでの出来事を追っているだけ。 その中で死体は次第に腐敗していく、というもの。 神が現れたり奇跡が起きたりせず、人がこの世から消える。 なんとも不思議な一冊だ...
いやぁ変わった小説があるものである。 推理小説でもサスペンス小説でもなく、死んだひと組の男女。彼らの死から始まりそこに至るまでの出来事を追っているだけ。 その中で死体は次第に腐敗していく、というもの。 神が現れたり奇跡が起きたりせず、人がこの世から消える。 なんとも不思議な一冊だ。
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タイトルそのまま、being dead いきなり海岸で頭部陥没の姿の死体で発見された動物学者の夫婦。犯人は?という話では無く、腐乱していく身体や死に至るまでの感情など淡々と表現していく。娘からの視点も交え夫婦の出会いから葬式の様子など死をメインにした本書。
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最近読んだ小説の中で群を抜いておもしろかった。物語は、浜辺の動物学者の夫婦の死体からはじまる。出合った頃、ここにたどり着くまで、死体の腐敗していく様子、娘からの視点など、時間や空間、視点が切り替わって、複雑に響きあう。特に死体が虫や蟹、微生物など蝕まれていく様子が不思議と美しい。...
最近読んだ小説の中で群を抜いておもしろかった。物語は、浜辺の動物学者の夫婦の死体からはじまる。出合った頃、ここにたどり着くまで、死体の腐敗していく様子、娘からの視点など、時間や空間、視点が切り替わって、複雑に響きあう。特に死体が虫や蟹、微生物など蝕まれていく様子が不思議と美しい。生きることと死ぬこと。人間はそこに物語を作らなければ生きていけない生物だと思う。しかし、生物学的に見れば本当は物語を省ける、つまり、生まれたからには死んでゆく。人間は脆く、ベッドで死ねるとは限らない。といったことを教えられる。
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