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鏡のなかの鏡 迷宮 岩波現代文庫 文芸31
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2001/01/18 |
| JAN | 9784006020316 |
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鏡のなかの鏡
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商品レビュー
4.2
73件のお客様レビュー
『モモ』や『はてしな…
『モモ』や『はてしない物語』で知られるエンデの代表作の一つ。30編からなる連作短篇集です。さすがエンデだと思わず唸ってしまう面白さです。何もかもが巧みです。
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モモや果てしない物語の著者の作品なので、結構期待してたのですが、私にはちょっとテイストが合わなかったようです。ファンタジーなのですが小難しいです。短編同士にどこか繋がりがあったりするのはおもしろい。
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著者の代表作である『モモ』や『はてしない物語』のイメージから、ミヒャエル・アンドレアス・ヘルムート・エンデ(1929年11月12日~1995年8月28日)は、児童文学の作家だとばかり思っていました。この『鏡のなかの鏡-迷宮―』もそのつもりで読み始めたのですが、まったく子供向けの内...
著者の代表作である『モモ』や『はてしない物語』のイメージから、ミヒャエル・アンドレアス・ヘルムート・エンデ(1929年11月12日~1995年8月28日)は、児童文学の作家だとばかり思っていました。この『鏡のなかの鏡-迷宮―』もそのつもりで読み始めたのですが、まったく子供向けの内容ではなく、驚かされました。 本書は30編の物語からなる連作短編集です。著者の父親である、画家エドガー・エンデの絵に触発されて書かれたものだそうです。 父エドガーはシュルレアリスムの画家でしたから、本作のストーリーもかなりシュールです。それぞれの物語は独立していて、一見したところ、なんの脈絡もなく次のお話に移行しているように感じられるのですが、実はひとつの物語が鏡に映し出された歪んだ像のように次のお話に語り継がれています。そして最後の物語が第一話へと繋がる、始まりも終わりもない、いわゆる円環構造になっています。 読み進むうちに、この不条理で幻想的な無限の迷宮に意識が吸い込まれ、抜け出せなくなるような没入感を覚えました。 エンデはこの連作を、人間の内面世界を外の世界に存在する概念に置き換えたものとおっしゃっていたようですが、どの短編も不穏で荒涼とした情景が描かれ、非論理的で、奇妙な物語が展開されます。 ここに描かれているのは、生、老、病、死、現実の不確実性、自他境界の曖昧さ、自己同一性の崩壊といったような、誰もが抱えている内面の泥沼だと思われます。 第二次世界大戦の最中、著者が16歳の頃、3人の学友が徴兵されて戦死しています。ミヒャエルのもとにも召集令状が届きますが、彼は命令に従わず逃亡た後、レジスタンスに参加し、伝令役として反ナチス運動を手伝っていたようです。このような戦争体験が、本作の根底に流れているのかもしれません。 また、ミヒャエル・エンデは、日本とも関わりの深い作家でした。来日した際には、能や歌舞伎に興味を示し、禅僧との対談も行ったようです。さらに妻を亡くした数年後には、著書『はてしない物語』の翻訳者である佐藤真理子さんと結婚されています。 もしかすると日本の文化や思想も、作家活動に何らかの影響を与えていたのかもしれませんね。 ちなみに本書には、父エドガー・エンデの作品も挿絵として収録されています。 https://note.com/b_arlequin
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