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西田幾多郎(2) 岩波現代文庫 学術38
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/01/16 |
JAN | 9784006000387 |
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西田幾多郎(2)
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前巻に当たる『西田幾多郎 Ⅰ』は何ヶ月か前に読んだので、ちょっと間が開いた。しかしもともと別々の著書なので問題はない。 前巻は、西田幾多郎哲学の主要なキーワードをピックアップし、中村雄二郎流に解読をほどこしたものだったが、この2巻(原題は『西田哲学の脱構築』)は、西田哲学と日本文...
前巻に当たる『西田幾多郎 Ⅰ』は何ヶ月か前に読んだので、ちょっと間が開いた。しかしもともと別々の著書なので問題はない。 前巻は、西田幾多郎哲学の主要なキーワードをピックアップし、中村雄二郎流に解読をほどこしたものだったが、この2巻(原題は『西田哲学の脱構築』)は、西田哲学と日本文化、芸能など、もっとバラエティに富んだ内容になっている。 幾つかの講演原稿はフランスでの講義のものを和訳したもので、これが外国人に西田哲学を要約して紹介するというスタンスであるため、非常にわかりやすい。特にあの難解な西田幾多郎のターニングポイント「場所」を詳しく解析した第1章は腑に落ちる感じだった。 厳密に言うと、たとえ専門の研究者であってさえ、西田幾多郎の哲学を「自分の言葉で」言及せざるをえないわけだから、最初からそう断って徹底的にやっている中村雄二郎の姿勢には好感が持てる。 ポストモダンの時代状況にさえ西田哲学の思考はじゅうぶんすぎるほど刺激的である、という指摘も納得できると思う。 こういうのを読むと、また西田幾多郎の晦渋な論文に再度挑戦する意欲が湧いてくる。
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