青春の東京地図

泉麻人(著者)

• 販売会社／発売会社: 晶文社/
• 発売年月日: 2001/12/10
• JAN: 9784794965059

商品レビュー

2020/04/26

泉麻人は、東京の全区を歩いている。この本では最初の章で、生まれた下落合の子どもの頃の思い出を地図を描いて、詳細に思い出している。
ほかの章、学生から社会人の時の町も、地図の上に、思い出を埋めていって、土地を浮き彫りにしている。地図使うのはとてもいい手だなと思った。
渋谷、池袋、中野、原宿、青山、自由が丘などは、雑誌の特集で作られた地図とか、商店街の案内の地図などを手がかりにしている。地図は大事にしたい
それにしても、すごい記憶力！
自分はどうだろうと、子どもの頃住んでいたまちの地図を描いてみた。結構いろいろ思い出した。
ただ、20代の私の東京は、お金もなく、付き合いも悪く、引っ込んでいたので、思い出がすこぶる寂しい。　

2007/08/28

この服の形にトリミングした古い地図がパジャマみたい〜新宿区下落合に生まれ，北はすぐ豊島区に接していた。路地や駄菓子屋やちょっとした藪が遊び場で，時々は池袋に行くのだが，銀座まで出るときは革靴。徐々にテリトリーを拡げ，学習塾は茗荷谷と原宿・・・ここで一気に，神田界隈を徘徊するようになり，ちょっと古い報道写真集などを買って，買い食いしながら読むことになる。中学は三田の慶応・高校と大学の教養は日吉・大学３４年は三田。週間ＴＶガイドの編集から独立し，代官山で雑文業として独立。原宿や六本木をうろつく。今は東京の町をうろついて雑文を書く〜ニアミスだな・・・こっちは，文京区に近い新宿区戸塚町で，豊島区も川の向こう。下落合だと３ｋｍくらいしか離れていないだろう。テリトリーとしてちょい被っているが，こっちのウェイトは神田川・後楽園・高田馬場・新宿歌舞伎町・原宿から表参道を抜けて家庭教師に行っていた。ディスコは新宿・六本木にはたま〜に行き，不便だと思った。中野の哲学堂やら，椎名町の二又交番などは車で通りかかったことを思い出す。同じ３１年生まれだから，見聞きして事は似たようなモンだが，塾に行くような小学生は一人か二人しかいなかったから，そこいら辺から違ってくるのか。中高大と近所で済ませた私とは，行動半径に違いがある。本名は浅井田泉だそうだ。そういえば，茗荷谷の甘味屋に伊藤君に連れて行かれて，古切手・古銭の店も見に行ったなあ