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虚空のランチ 講談社ノベルス
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虚空のランチ 講談社ノベルス

赤江瀑(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:花夜叉殺し. ライオンの中庭. 海贄考. 絃歌恐れ野. ホタル闇歌. 罪喰い. 象の夜. 耳飾る風. 正倉院の矢. アリアドネの糸. 炎帝よ叫べ. 八雲が殺した. 灯龍爛死行. 虚空の馬. 阿修羅花伝. 破浪神の夢
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2001/05/05
JAN 9784061821828

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商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

短編集。新作はあまり…

短編集。新作はあまりありませんが、ファンの方は必携でしょう。

文庫OFF

2021/08/09

9年ぶりに作品を拝読させていただきましたが、当時よりもあれやこれやを理解して読み進めることができたので、ほんの少しだけ”赤江美学”を垣間見ることに成功。 「花夜叉殺し」 妖美であり淫靡。残酷と隣り合わせな血と性の芳香に、命は燃える。 それにしてもこんなにもいやらしくない、むしろ...

9年ぶりに作品を拝読させていただきましたが、当時よりもあれやこれやを理解して読み進めることができたので、ほんの少しだけ”赤江美学”を垣間見ることに成功。 「花夜叉殺し」 妖美であり淫靡。残酷と隣り合わせな血と性の芳香に、命は燃える。 それにしてもこんなにもいやらしくない、むしろ堂々たる形で女を挟んだ男同士の性愛を描くのは凄いな…。エロくないセクシーさ…す、凄い…。 「ライオンの中庭」 食らい合い、憎み合い、求め合う。かなしい兄弟の生涯。 「海贄考」 大いなる何かに、奪われていく。それに気が付くかどうかは、意味がない。 「絃歌恐れ野」誰が殺した、誰を殺した。血の因縁は限りがない。 「ホタル闇歌」その光に惹かれたのは、夢かうつつか。 「罪喰い」 それを背負ったとき、罰せられるのを待つしかない。自主的にでも、他人任せでも。しかし連結にはたまげたなあ……。 「象の夜」今宵も人知れず、その欲に、圧し潰される。 「耳飾る風」幼少時の原体験だったのか?それとも…。骨と死体と、恋しいあの娘。 「正倉院の矢」 束縛も、みだらがましい悪夢も、何もかもが、この身を射殺そうとする。 「アリアドネの糸」 奔放な性の解放は、自我の解放に匹敵する。そこに愛しいひとがいなくとも。 「炎帝よ叫べ」 絶望してなお、死してなお、この身に深く刻み付けられる。裏切られても、なお。 「八雲が殺した」 小泉八雲の『茶わんのなか』とその原案の相違について。まさか衆道のにおいを嗅ぎ分けるとは…赤江美学の真髄だな…。会いたくて、添いたくて、ただそれだけ。たしかにそう思うと切ない話だ。 「灯籠爛死行」 知りたかった、近づきたかった。その手の中の秘密に。 「虚空の馬」 馬と少年は、行ってしまった。 「阿修羅花伝」 今わの際の言葉は、届かなくていい。 「破浪神の夢」 漕ぎ出す海は、果たして常世か、夢幻か。

Posted by ブクログ

2014/03/10

春睦と雪征のコンビ再び……!! が、一番テンション上がった。 この作家の衝撃に呑まれたら、もう逃げられない。 全作読まないと気が済まない。 この人の、遠い海の向こうで蝶が羽ばたいたかのようなエロスの煽り方、もう……病みつき。

Posted by ブクログ

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