- 中古
- 書籍
- 書籍
「上海東亜同文書院」風雲録 日中共存を追い続けた5000人のエリートたち 文芸シリーズ
定価 ¥1,870
1,100円 定価より770円(41%)おトク
獲得ポイント10P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2001/05/25 |
JAN | 9784048836685 |
- 書籍
- 書籍
「上海東亜同文書院」風雲録
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
「上海東亜同文書院」風雲録
¥1,100
在庫なし
商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
上海東同文書院と聞いてピンとくるなら、かなりの中国通。 1901年に日中共存共栄を教育理念として中国ビジネスのエキスパートを養成する学校として開設された。 戦前は陸軍士官、旧帝大に並ぶ学校だった。 しかし今はこの学校が存在したこと自体、多くの人は知らない。 時代に翻弄されたと...
上海東同文書院と聞いてピンとくるなら、かなりの中国通。 1901年に日中共存共栄を教育理念として中国ビジネスのエキスパートを養成する学校として開設された。 戦前は陸軍士官、旧帝大に並ぶ学校だった。 しかし今はこの学校が存在したこと自体、多くの人は知らない。 時代に翻弄されたと言っていいだろう。 諜報活動を行っていた学校と疑われても、全否定はできない。 ただ、この卒業生達の日中経済面での貢献は並々ならぬものがある。 今は中国に対して好感度を持つ人は、非常に少ない。 また蔑視感を持っている人は多い。 今も中国に対して何かの形で関わっている人なら、手にとって損はないと思う。 先人がどう関わってきたか、その苦しみと喜びもわかる。
Posted by
1901年かに、「『日中共存共栄』を教育理念」に、かつ「中国ビジネスのエキスパートを養成する学校」として、上海東亜同文書院は開設されたのだと、ある. 戦前、一高・海軍兵学校、陸軍士官学校、東京商科大学とならぶ「(旧制)中学生憧れの五大校」とされる. 「プロローグ」「第一章...
1901年かに、「『日中共存共栄』を教育理念」に、かつ「中国ビジネスのエキスパートを養成する学校」として、上海東亜同文書院は開設されたのだと、ある. 戦前、一高・海軍兵学校、陸軍士官学校、東京商科大学とならぶ「(旧制)中学生憧れの五大校」とされる. 「プロローグ」「第一章」で設置趣旨、教育理念、輩出の人材を述べる.第二章以下、12章に卒業生像を個別に紹介.その紹介を通じて同文書院の教育内容、時代の要請、卒業後の日中間をむすぶ貢献と実績が概観される. 「学校でやるべきだと教えられた『理想』と、戦場で自分がやらなければならない『現実』とのギャップ」で、「大いなる屈折を味わったはず」(10p). 「中国という相手の懐に入る」(15p) 「(日本人が中国人を蔑視するは)日清戦争に勝ったのがきっかけ」(16p) 「中国自体を知ることが先決」「(日清戦争勝利の)媚薬は正常な方向感覚を失わせてしまう」(20p). 1972年、この年は日中国交回復の画期となる. ここに至る土を耕し、タネを播き、水をそそぎ、草・虫=あつれきを排したは、戦前に中国を肌で学んだ<層>の<平衡感覚>ではなかった、か. 今日、日中に<溝>が指摘されるとすると、<エリート>のなかに芽生えている<垂直感覚>. 上手に表現いたしかねるも、<関係>を<つながり>ではな<比較>で捉えることが、<溝>を<壁>にしてるのかと、読みすすみつつ思い巡らしたのであるが.
Posted by
戦前一高、海軍兵学校、陸軍士官学校、東京商科大学と並んで旧制中学のあこがれの的だったという東亜同文書院。その卒業生たちのその後をインタビューでたどった記録。初版が2001年なので、この本に登場した卒業生にほとんどは鬼籍に入られたと思う。 だんだんと窮屈になっていく日本において独自...
戦前一高、海軍兵学校、陸軍士官学校、東京商科大学と並んで旧制中学のあこがれの的だったという東亜同文書院。その卒業生たちのその後をインタビューでたどった記録。初版が2001年なので、この本に登場した卒業生にほとんどは鬼籍に入られたと思う。 だんだんと窮屈になっていく日本において独自の校風を保ってきたことに驚く。とくに最終学年に必須とされた「大旅行」は圧巻。このきろくが出版されているようなので、次に読んでみたい。 ちなみに終戦とともに廃校となった東亜同文書院の教職員が戦後設立したのが「愛知大学」というトリビアは名古屋人の常識。
Posted by