目覚めよ日本 リー・クアンユー21の提言 未来ブックシリーズ

クアンユーリー(著者), 木村規子(訳者)

• 販売会社／発売会社: たちばな出版
• 発売年月日: 2001/05/10
• JAN: 9784813313229

商品レビュー

2020/06/28

日本のことはどうこうする立場にないのだが、目覚めよ、私、という目標で読んだ。
書いてあるのは、国家の役割だが、自分に置き換えて考えると、私のように体力もなくバックグラウンドもない人間は、知力が資源。幸いなことにアジア人は高い知力を有するのだから、失敗しても、環境を整え自信を取り戻せば、知力を武器に戦える。イデオロギーを議論するのではなく、具体的な政策に落とし込み必要なことを全てやろう。
目覚めよ、私。

2014/09/27

国家という組織はますます増え、国境の線はますます濃く刻まれていると述べている。スウェーデンのような人口500万人くらいの国がもっとも幸せだとも書いてある。

本当にそうだろうか。

2013/01/19

示唆に富む一冊。

教育、ガバナンスに生かせる記載
・ロイヤルダッチシェルの人選基準
①分析力があること。論理的に考えて行動し、基本事実に注意を集中させ、問題の本質を見抜く能力
②現実世界で通用する現実的な感覚
③大所高所から見て時には現実を超越してみる能力。たくましい想像力
・人から最大限の力を引き出す３原則
①報われるようにする＝能力主義＝報酬
②チャレンジ精神を認める＝エリート主義＝動機
③妥協しない。全力をつくさせる
・上位陣はせいぜい１０％
①エリート集団
②並み能力集団＝自制心があって社会的な規律を守る人間にする
・社会変革のための３原則
①決然たる指導陣
②具体的な結果を出せる効率的な行政
③社会的規律
・国がよくなる原則
まず経済発展。民主化はそのあと。
・活力ある学習社会を維持したければ、まず大事なのはトップランナーを見出すこと。子供のうちから発掘して才能開花の機会を与えること