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ジェーン・オースティン(著者), 大島一彦(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 キネマ旬報社
発売年月日 2001/05/29
JAN 9784873762395

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2021/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高慢と偏見に比べると展開は淡々としており、より大人向きの内容。 ジェーンオースティン晩年の作品と聞いて納得。 9割5分は前置きで、最後のクライマックスも小さく華麗に締め括られています。 焦らされすぎたからか、手紙を読むところでは思わず鳥肌が立って涙が出ました。 人物の内心の細かい描写には「そういう考え方確かにするなあ」と思わせるものが多くあり、文化と時代のギャップを超えて共通する人間の心理を実感。 翻訳はやや読みにくい。イギリスらしい長ったらしい言い回しをそのまま訳した印象で、個人的にはもっと砕けた翻訳が好みです。

Posted by ブクログ

2020/08/01

主人公アン・エリオット27歳は聡明な女性。 8年前、結婚を決めた相手がいたものの、周囲の強い反対で断念してしまい、いまだ独身。 准男爵という立派な家柄で、父や姉と一緒に暮らしているが、家計は苦しくなる一方で、彼女のかっての魅力や美しさも衰え、地味な暮らしに埋没しつつある。 その...

主人公アン・エリオット27歳は聡明な女性。 8年前、結婚を決めた相手がいたものの、周囲の強い反対で断念してしまい、いまだ独身。 准男爵という立派な家柄で、父や姉と一緒に暮らしているが、家計は苦しくなる一方で、彼女のかっての魅力や美しさも衰え、地味な暮らしに埋没しつつある。 そのときの相手フレデリック・ウェントワースは、当時はなんの後ろ盾もない下士官で、そのために結婚は不釣り合いだと反対されたのだが、その後ナポレオン戦争での功績によって地位と財産を築き、いまやウェントワース大佐となっている。 余曲曲折を経て彼女の前に現れた大佐との、それからの経緯を描く。 物語はこれまでのオースティンの作品に較べれば起伏なく進むが、それでも目が離せない……大佐の手紙をアンが手に取るシーンは涙なしには読めません。年取って涙もろくなったせいかもしれませんが。 「今日では、多くの者が『説きふせられて』を彼女のもっとも完成した作品と見なしている」と1954年に発表した例の「世界の十大小説」でモームが書いている。 60年以上前の評価なので、現在はまた変わっているかもしれないけれども、その意見に大賛成。

Posted by ブクログ

2011/06/01

これは…この文体じゃなければ、例えば原文で読んでいれば、全然印象が違ったんじゃないかなあと思う作品。話としては割とときめくラブコメにもなり得そうなんだけど如何せんこの文体が!なんか主人公がじりじりじりじりしていてとても英文学っぽいなあと思ったりしました。

Posted by ブクログ

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