1,800円以上の注文で送料無料

モンティニーの狼男爵 長編歴史小説 光文社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

モンティニーの狼男爵 長編歴史小説 光文社文庫

佐藤亜紀(著者)

追加する に追加する

モンティニーの狼男爵 長編歴史小説 光文社文庫

定価 ¥523

440 定価より83円(15%)おトク

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2001/10/10
JAN 9784334732226

モンティニーの狼男爵

¥440

商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/10/06

フランス革命の前兆も風の噂程度に、狼を害獣扱いし、小さな権力や金勘定など目先の生活にいそしむ平凡な人達が暮らす田舎町。 主人公は冴えない貧乏貴族。冴えない奥さんとの金銭結婚。思いがけない恋とささやかな幸せも束の間、現れる間男。使用人からもコケにされ、自尊心を失ってゆく男爵の身に起...

フランス革命の前兆も風の噂程度に、狼を害獣扱いし、小さな権力や金勘定など目先の生活にいそしむ平凡な人達が暮らす田舎町。 主人公は冴えない貧乏貴族。冴えない奥さんとの金銭結婚。思いがけない恋とささやかな幸せも束の間、現れる間男。使用人からもコケにされ、自尊心を失ってゆく男爵の身に起こるある出来事とは? 18世紀のフランスと聞いてイメージする煌びやかさとは裏腹に、パリから離れた片田舎で営まれる生活と人間関係はリアルでしみったれていて滑稽。共感する所多い。 それと対照的なのが、夜の静けさや雷や野生動物、それらと言葉を交わすことなく呼応しあう、周りの人間と上手く関わり合えない男爵。そして子ども達の描写。 自然と人間、神話と現実の境界が曖昧な時代だからこそ描ける、リアルな生活感をもったファンタジー。 そんな世界観をベースにした恋愛小説です。 お話の流れに大きな起伏はないけど文章が美しいのでとりあえず展開とか気にせずゆ〜っくり読みたい。名画を鑑賞するように読みたい。そこにユーモアがしれっとした顔して紛れ込んでる所が、好き、、 注釈もなしに小難しい単語をポンポン投げてくるドS?でお馴染みの作家さんですが、その点こちらの作品はやさしい方。 読み終えたあと表紙を撫でて抱き締めたくるようなあたたかいお話でした。 あと、あとがきの、文学における狼と人間の関係性について書かれた「狼男文学」考察が面白かった。

Posted by ブクログ

2020/06/16

おとぎ話としては落ちまでが長く、スジがしつこい。 ことばや文調は素晴らしいのに、自分としては物足りなかった。

Posted by ブクログ

2013/05/08

狼になってからが最高に面白い! それまでが、まあいつもだいたいそうなんだけれど若干長いかな。 それでも最後はやっぱり満足できる。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品