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大学という病 東大紛擾と教授群像 中公叢書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
| 発売年月日 | 2001/09/20 |
| JAN | 9784120031861 |
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大学という病
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商品レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東大経済の昭和3年からの派閥争いなどを通して、戦前の帝国大学の「白い巨塔」の描写が面白いです。しかも書いた人が正に大学教授ですから。この時代の学生が講義中に私語がなかったのはひたすら筆記が必要だった。銀時計組、優等、劣等、落第組を分けるのは勉強を始めた時期が「菊、松、桜、蓮の花」の違いによる、という記述も皮肉なものです。そしてそれが大正7年を最後に廃止されたのは、銀時計組に燃え尽き症候群などの弊害があり、大学卒業後勉強しなくなっているという問題意識があったからだというのも傑作ですね。今までのイメージが壊されました。左翼思想により東大から放逐された大森義太郎。そして河合栄治郎、土方成美、大内兵衛の3巨頭のからみは大学忠臣蔵ドラマとして取り上げられることが多い歴史だそうですが、河合の直弟子でありながら裏切ったとされた大河内一男が戦後、東大総長になり、そして東大闘争で厳しい学生からの追及と社会からの批判を浴びて失墜したという長い時間軸に及ぶ逆転に次ぐ逆転の大ドラマでした。昭和3年に大森の「大学没落論」、4年に室伏高信「大学無用論」、そのほかにも多くの戦後の「大学・・・論」を先取りした大学の危機を訴える論文が発表されたとのこと。大学が抱える病気は今も変わらないということが著者の主張です。
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