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世界がわかる宗教社会学入門
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2001/06/13 |
JAN | 9784480842589 |
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
日本の神は、死者であり、死者たちの神 一神教の神は、…生きており、永遠に生き続けます。 日本人は儒教を 思想 だと受け取りました。しかし儒教は、社会を実際に運営するための マニュアル なのです。 ->なので日本は儒教国家でない
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橋爪大三郎教授のロングセラー。 ずっと読もう読もうと思って積んでたのを読みました。 これ物凄く良いです。 「宗教」とは何か?という根本的なところから始まり(筆者は、「ある自明でないことがらを前提としてふるまうこと」と定義しています)、世界の主要宗教についてざっくりとわかりやす...
橋爪大三郎教授のロングセラー。 ずっと読もう読もうと思って積んでたのを読みました。 これ物凄く良いです。 「宗教」とは何か?という根本的なところから始まり(筆者は、「ある自明でないことがらを前提としてふるまうこと」と定義しています)、世界の主要宗教についてざっくりとわかりやすく概説してくれています。 宗教は社会構造(法律や契約など)と密接に関連しており、宗教を学ぶことがすなわち社会について学ぶことであると、筆者は述べています。 にもかかわらず、日本人はある種の「宗教アレルギー」に陥ってしまっており、その宗教的無知が国際社会において如何にマイナスとなるかという指摘がなされています。 日本人の宗教的誤解の例として挙げられていたのが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の「神(God)」についてです。 この3つの神(God)はそれぞれ別個のものであって、だからこそ本当の神(God)を巡って宗教的対立が生まれているのだ、という誤解を抱いている方は大勢いると筆者は述べています。(実際は、この3つの宗教における神(God)は全て同一です。ここでいう「God」は普通名詞であって名前ではありません。) このことは、ユダヤ教徒にとってもキリスト教徒にとってもイスラム教徒にとっても当たり前のことであって、こういった基本的な事柄さえ日本人は知らないと筆者は指摘しているわけです。 個人的な感覚としても、このことを分かっていない日本人は多いのではないかと感じられるので、筆者の指摘はおおむね正しいのではないでしょうか。 こういった基本的な事実認識に大きな差がある状態で、日本人が国際社会に出るのは非常に危険であると筆者は警鐘を鳴らしています。 日本人的な感覚から言うと違和感があるかもしれませんが、宗教と知性(科学と換言しても良いかもしれない)とは密接に関連しています。そのことを理解しないで(宗教的無知のままで)、宗教がバックボーンにある国・社会・人々と接すれば、当然相互理解は進まないでしょう。 某宮脇先生もおっしゃっていましたが、国際社会で活躍するためには宗教知識は必須です。 宗教社会学のとっかかりとしてはかなりの良書だと思います。 お時間があれば是非。
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教それぞれの入門。「宗教オンチの日本人」が理解しづらい部分を解説。私たちの考え方を相対化し、再発見できた。神道の章がなかったのが残念。
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