- 中古
- 書籍
- 文庫
反在士の指環 徳間デュアル文庫
定価 ¥838
330円 定価より508円(60%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店/ |
発売年月日 | 2001/08/31 |
JAN | 9784199050688 |
- 書籍
- 文庫
反在士の指環
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
反在士の指環
¥330
在庫なし
商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
これまで未収録だった…
これまで未収録だった作品をボーナストラックとした『反在士の鏡』の再刊。SF好きなら絶対読め!
文庫OFF
本作は、ずっと前にハヤカワ文庫JAから出された『反在士の鏡』(SFマガジン掲載)の加筆版である。 全体としては『鏡の国のアリス』オマージュ作品だが、ともかく格好いい。 SFであり、ハードボイルドである。 なので、最初に『反在士の鏡』を読んだ時にはとても興奮したものだった。 これは...
本作は、ずっと前にハヤカワ文庫JAから出された『反在士の鏡』(SFマガジン掲載)の加筆版である。 全体としては『鏡の国のアリス』オマージュ作品だが、ともかく格好いい。 SFであり、ハードボイルドである。 なので、最初に『反在士の鏡』を読んだ時にはとても興奮したものだった。 これはデュアル文庫から出るにあたっての加筆であり、いうなれば続編がプラスされているようなもの……なのだが、ううん。 その分、作品世界には深みが増し、虚人、鏡人入り乱れて、ハードボイルドというより、ワイドスクリーンバロックに近くなっているのではないか、という気がしなくもない。 まあ、印象ですが。 そして、ラストについてはなんかもやもや感が残る。 しかし、主人公の名前がポーン(歩)であることから、当然それは鏡の国を冒険したアリスと同様、盤の向こう端に到達して、キングになる(将棋でいえば成金)、となる事が期待される。 まさに、このラストで、ポーンはキングになっているわけだ。 ホワイトキングの正体(らしきもの)を考えた時、それはとても意味深いものでもある。 そのように考えていくと、非常に面白く、興味深いものなのだが、しかし、単純に読んだ時、 カースルはどうなったのか、 カースルの人々はどうなったのか、 テルミの存在の意味は、 などなど、細部にもやもや感がどうしても残る。
Posted by