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ネギをうえた人 朝鮮民話選 岩波少年文庫089
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
| 発売年月日 | 2001/08/17 |
| JAN | 9784001140897 |
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ネギをうえた人
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ネギをうえた人
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
9月24日、岡山県立図書館20周年企画として「コリアン・ポエムの夕べ 金素雲と茨木のり子」があり、参加しました。先に茨木のり子「隣国語の森」についてはレビューしました。実は、同様に感じ入った朗読に、最後に沢知恵が朗読した金素雲訳の朝鮮民話選「ネギをうえた人」があったのです。本を借...
9月24日、岡山県立図書館20周年企画として「コリアン・ポエムの夕べ 金素雲と茨木のり子」があり、参加しました。先に茨木のり子「隣国語の森」についてはレビューしました。実は、同様に感じ入った朗読に、最後に沢知恵が朗読した金素雲訳の朝鮮民話選「ネギをうえた人」があったのです。本を借り出してきました。 その民話はこのように始まります。 人間が、まだ、ネギをたべなかったころの話です。 そのころは、よく人間が、人間をたべました。それは、おたがいが、牛に見えるからでした。うっかりすると、自分の親や兄弟を、牛とまちかえて、たべてしまうことがありました。 そしてこう展開します。 ある人が「ああ、いやだいやだ。なんて、あさましいことだろう」と旅に出て、長い歳月の後、ネギを食べると、人が牛に見える事が無くなるとわかりました。その人はネギの種を持ち帰ります。けれども村人はネギができる前にその人を牛とまちがえて食べてしまいました。その後、村人はネギを食べて人間を間違えることはなくなりました。 「ネギをうえた人は、誰からも礼をいわれません。そのうえ、みんなにたべられてしまいました。けれども、その人の真心は、いつまでも生きていて、大ぜいの人をしあわせにしました。」(終わり) 茨木のり子「隣国語の森」には「緊張を欠けば/たちまち根(ハン)こもる言葉に取って喰われそう」と言った傍らから「すっとぼけ/ずっこけた/俗談の宝庫であり/諧謔の森であり」と朝鮮の言葉を評しています。 「人が牛に見えて食べて仕舞う」時代は、飢饉続くときにホントにあった事かもしれません。飢饉対策に日本では馬鈴薯が広まったように、朝鮮では草のようで実は滋養のあるネギだったのかもしれません。そんな「恨(ハン)」を「笑」に換える、こんな民話は、寡聞にして私は日本では聞いたことありませんでした。 この「民話選」には、日本の民話と明らかに価値観が違うお話が山のように採録されています。 大根を食い荒らす「悪いトラ」を懲らしめるためにおばあさんは、トラを騙し唐辛子で目を潰し、針だらけの布で顔を拭かせ、それぐらいで済ませば良いのに簀巻にして海に投げ込んで殺してしまいます。バカ嫁やお悔やみに来た嫁の母親の失態を、徹底的にバカにして話を終わらせます。「俗談の宝庫」「諧謔の森」。 日本PTAがあっとう間に禁書にしそうな「岩波少年文庫」です。 でも、こういう話を笑い飛ばせるのが、韓国人なのです。それは良いとか悪いとかではない。よくよく読めば、日本人では到底発想できない、「情(チョン)」や「心の広さ」も感じられます。韓国人と日本人は、顔が同じでも、明らかに文化的バックボーンは違うのです。でも同じような「心」もあるんだということも、やはり感じられます。何故なら、読んでいて「とっても楽しい」からです。 子供たち含めて、新しい世界を開かせる良本です(宮崎駿もお勧めしていたそう)。
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ひきがえるが実は素敵な若者だったり、いじわるな爺さんがいい爺さんの真似をして、ギャフン、てなったり、よくある昔話も多く、テンポの良い語り口に昔話の世界に引き込まれる。だけど、悲劇的な結末もある。表題の、ネギを植えた人は、世のため、人のために努力したのに、報われないどころか、残酷な...
ひきがえるが実は素敵な若者だったり、いじわるな爺さんがいい爺さんの真似をして、ギャフン、てなったり、よくある昔話も多く、テンポの良い語り口に昔話の世界に引き込まれる。だけど、悲劇的な結末もある。表題の、ネギを植えた人は、世のため、人のために努力したのに、報われないどころか、残酷な最期を迎える。人の世がはらむ大いなる矛盾も感じられて、朝鮮民話、奥が深いぞ。
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ネギを食べる前の人間は、人間が牛に見えて、親、兄弟でさえ食人していたとは、物騒な世の中でした。ウィルス対策にもネギを植えて村中の皆で収穫し食べるくらいの特効薬があれば良いのですが。ひきがえるが実は若者で住み着いたその家の婿になる話はグリム童話にあったような。
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