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武揚伝(下)
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武揚伝(下)

佐々木譲(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2001/07/25
JAN 9784120031700

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商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2016/04/27

とにかく分厚いや。他の本の期限があるし、結構プレッシャーだったけど。 幕末から明治維新の見方が変わってくるという意味では良いが、肝心の?海戦は殆どないし、北上して蝦夷地に入るあたりからまあ、教科書で見たことあるような、燃えよ剣で読んだことあるような、一気に興味が失せたのも事実。...

とにかく分厚いや。他の本の期限があるし、結構プレッシャーだったけど。 幕末から明治維新の見方が変わってくるという意味では良いが、肝心の?海戦は殆どないし、北上して蝦夷地に入るあたりからまあ、教科書で見たことあるような、燃えよ剣で読んだことあるような、一気に興味が失せたのも事実。 ただ、本としての最後のまとめ方は良かったな。

Posted by ブクログ

2014/06/15

歴史に「もしも」はつきものだけれど、果たして榎本武揚に運があれば、蝦夷共和国は続いていたのか?ボクの答えは勿論NOです。開陽が沈もうと沈まなかろうと、蝦夷共和国は、長くて数年のあだ花で終わっていたことでしょう。その意味では、勝海舟がどんなに嫌なやつでも、どれほど人望がなくても、大...

歴史に「もしも」はつきものだけれど、果たして榎本武揚に運があれば、蝦夷共和国は続いていたのか?ボクの答えは勿論NOです。開陽が沈もうと沈まなかろうと、蝦夷共和国は、長くて数年のあだ花で終わっていたことでしょう。その意味では、勝海舟がどんなに嫌なやつでも、どれほど人望がなくても、大局を読むことに長けていたという一点で、榎本と勝の歴史的評価は違っていて当然です。勝には一見の他人を取り込むだけのプレゼン能力があった。しかし、自分がTOPとなって実行するだけの実行力はなかったし、数回会えばよほどの馬鹿でない限り(坂本のようなね)、彼の底の浅さを見抜かれてしまった。一方榎本は、朝敵という前科がありながら、どうしてもこの人を使いたいというほど優秀な官僚だったということですね。

Posted by ブクログ

2011/04/05

幕府側の人間だったことは惜しい。立場上、最後まで抵抗する側にまわってしまったが、表舞台から消えた後も、日本の近代化を進める役を明治政府から任されたという経歴は、彼ならではのものだろう。西洋諸国を見聞してきた彼の力が、この国には必要だったことを改めて認識させられる。

Posted by ブクログ