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てつがくを着て、まちを歩こう。 ファッション考現学
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てつがくを着て、まちを歩こう。 ファッション考現学

鷲田清一(著者)

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てつがくを着て、まちを歩こう。 ファッション考現学

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 同朋舎/角川書店
発売年月日 2000/04/15
JAN 9784810426038

てつがくを着て、まちを歩こう。

¥385

商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2012/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちくま学術文庫の装丁がすてきだった。 単行本は紙が厚くてすこし読みづらかった…。 装いとは人の目にどう映るかを考えてするもの、という基本的なことを忘れがちだと思った。 ひとと同じだから買う、同じだから買わない、という微妙な人間の心理。 定型の中で少しだけ冒険することで自分らしさを保っている、というのはまさにそうだよなあと。 服もインテリアも体そのものも「私」の環境なのだ、というところが納得。 電車で化粧をしている人がいるといらっとするのは、こちらのことを人として意識されてないと感じるから、というのもなるほど、と納得。 なぜ流行だから流行るのか、という深いところは疑問のままだけれど、当たり前のことを再確認できてよかった。

Posted by ブクログ

2011/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「てつがくを着てまちを歩こう」は着るもの、身につけるもの、化粧といったファッションを取り上げてそれを哲学的に考察したもの。おもしろかったです。 よく言われることだけど、おしゃれって自分のためにするもんじゃないよ、相手にどう見せるか?ってことだよ、他人の視線を意識しなさいってのを、アイテムや事象を取り上げながら哲学的に語っている。 ファッションに気を使わない人はカッコ悪い、でも、気を遣いすぎる人もカッコ悪い。この2つは逆のことを言っているようだけど、本質は一緒。なぜなら、そこには他人の視線がないから・・・ その通りだと思う。 自分が着ていて心地よい服ってあるけど、でも、だからと言って初めて会う仕事上の相手にはやっぱりスーツでかっちりした自分を見せた方が無難だし、会社というフォーマルな場に心地よさだけを追求するのもどうなのよ?と思う。 最近は、こういうことを言うと、外見で人を判断するなんてナンセンスだ、中身を見てほしい、否、外見だけで判断するようならそんな人(会社)はこっちから願い下げだ・・・なんて言っちゃう輩もいるけど、おしゃれはマナーのひとつだと思うから、やっぱり、相手、周りの視線というのを意識すべきなんだよね。 そう、相手に対する思いやりが大事なわけで、よい印象を与えるというのは思いやりがあればこそ、なんだと思う。 あたしが最近感じていた、会社に来るのにこんなにカジュアルでいいわけ?という違和感は間違いじゃなかったんだ。 あたしは思う、肌トラブルやアトピーなど事情がある人がいることは承知しているけれど、それ以外の人がすっぴんで会社に来るってのはやっぱりあっちゃならねぇって思う。ナチュラルでいい、自然体がいちばんっていうのは詭弁。相手に対する思いやりとしてきちんとしているべき。 そして、やっぱりお客様に会うときには、きちんとしたスタイル(あたしの中ではジャケット着用+ヒール)で挑むべき。 あたしの常識は当社の非常識みたいで、きちんとした格好をしていると浮きます。(もちろん、いつもきちんとされている方もいらっしゃいますが・・・。余談ながら、今まではシャツ+チノパンで出社していた人が経営企画室なんて部門に異動になったらちゃんとシャツネクタイ+スーツで出社するようになったんだよね。それって、意識の下に、シャツネクタイが正統なスタイルだって認識があったってことだよね~。) でも、ぢょしに生まれて、おしゃれができるってすっごい特権だと思うんだけど、なんでその特権を使わないのかなー? この本では「男が着ていて女が着てはいけないものはほとんどないが、女性用の服で男性が着てもよいものはほとんどない、それは見る側、見られる側に役割が振られ、男性側に『色』が消えた」と書かれていた。 (だよねー、ピンクや黄色と言った色はレディースではアタリマエのようにスカートだったりセーターだったりに取り入れられているけど、メンズにピンクや黄色のスーツやパンツがあるか?って言ったら、そりゃあることはあるけれど非常にレアな存在だもんね、そしてそんなものを着ていたら「お前だいじょうぶか?」と訊かれるのは間違いない。笑。) そうなんだよね、見られるってことを意識する存在だからいろんなアイテム、いろんな色を着ることが許される。 この特権は使うべきだよね~。

Posted by ブクログ

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