1,800円以上の注文で送料無料

妻ちひろの素顔 講談社+α文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

妻ちひろの素顔 講談社+α文庫

松本善明(著者)

追加する に追加する

妻ちひろの素顔 講談社+α文庫

定価 ¥704

110 定価より594円(84%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2000/03/20
JAN 9784062564229

妻ちひろの素顔

¥110

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/09/01

いわさきちひろの夫が二人の出会いからの日々を綴ったもの。いわさきちひろの夫が共産党の代議士・松本善明だったなんて全然知らなかった! いわさきちひろのことはこの世のなかで生活していると今でもわりと見聞きするし、私も嫌いじゃないから聞き流すだけじゃないとらえ方をしていたつもりだけど、...

いわさきちひろの夫が二人の出会いからの日々を綴ったもの。いわさきちひろの夫が共産党の代議士・松本善明だったなんて全然知らなかった! いわさきちひろのことはこの世のなかで生活していると今でもわりと見聞きするし、私も嫌いじゃないから聞き流すだけじゃないとらえ方をしていたつもりだけど、夫が共産党の代議士・松本善明だったなんて知らなかった。意図的だか忖度だか知らないけど、いわさきちひろが紹介されるときに夫が誰だか紹介されないバイアスがかかっているような気がする。 ちひろは二度目の結婚で7歳下の善明と人生をともにするようになった。自分も一共産党員としてふさわしい行動をしようと志高く生きていた様子が描かれる。ひねた自分としてはこんなに理想を追って生きていけるのがすごいと、善明氏の文調にやや鼻白む感じもするんだけど、ちひろは「人民の芸術家」たらんとし、善明氏とともに共産主義の理想に向けて活動するのを喜びとしていたらしい。二人がよしならそれでよいこと。終戦間もない時期から1970年代くらいまでは確かに今よりももっと共産党に共感できるという人も多かっただろうし。 どちらかというと浮世離れした世界で生きる天上の人のようだったいわさきちひろの印象が、地に足ついて踏ん張り主張しようとする人の印象に変わった。

Posted by ブクログ

2015/05/26

やさしさと強さを秘めた、人間いわさきちひろの人生 人類の幸せ、子どもの幸せを願って、画家として政治家の妻として生き抜いたちひろ。四半世紀をともに生きた夫だけが知る、ちひろの心、思想、人生観!! 十数年前のことですが、ある女子大生と話をする機会があり、話題がたまたまいわさきちひろ...

やさしさと強さを秘めた、人間いわさきちひろの人生 人類の幸せ、子どもの幸せを願って、画家として政治家の妻として生き抜いたちひろ。四半世紀をともに生きた夫だけが知る、ちひろの心、思想、人生観!! 十数年前のことですが、ある女子大生と話をする機会があり、話題がたまたまいわさきちひろのことになりました。私が「ちひろは私の亡くなった妻だ」と話したところ、彼女はなんと「ウッソー」と驚きの声をあげたのです。彼女にそれが本当だとわかってもらうまで、しばらくかかりました。彼女は、いわさきちひろのイメージと共産党の代議士とが、なかなか結びつかず、冗談をいわれていると思ったようです。──本文より抜粋

Posted by ブクログ

2012/01/01

ちひろさんの夫、松本善明さんが生前のちひろさんについて記した「証言」。 で、ありながら、とてもピュアなラブストーリーのような印象を受ける。それは、感動の涙が出るほど、純粋で真っ直ぐで、清らかだ。 ふたりの心が寄り添っている。 ふたりだけの結婚式の話が、とても素敵。 これまでは、彼...

ちひろさんの夫、松本善明さんが生前のちひろさんについて記した「証言」。 で、ありながら、とてもピュアなラブストーリーのような印象を受ける。それは、感動の涙が出るほど、純粋で真っ直ぐで、清らかだ。 ふたりの心が寄り添っている。 ふたりだけの結婚式の話が、とても素敵。 これまでは、彼女の絵でしかちひろさんを知らなかったので、今回、この本を読んでみて、はじめて知ったことに、たくさんの新鮮な驚きを受けた。 松本さんが、ちひろさんと交わして持っていたお互いの写真など、27歳の共産党員とは思えない、初々しい女学生らしい愛らしさに満ちている。 「人を愛したのだから、半年で別れることになってもすばらしいことだ」 「人を愛したのだから結果がどうなろうとよい」 という、お互い依存していないのに尊重しあっていて、おかしな執着がないところが、なかなかできることではないと思う。 信じるものと、愛するものがあるということは、大きな強みになるのだな。 とにかく、めげない人、という印象。 お子さんを長野の実家に預けることになたとき、またおっぱいがあげれるように近所でおっぱい不足の子を探してあげていたエピソードとか(そしてその子が三宅裕司さん)。 「水仙のある母子像」という絵が好きです。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品