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臨床読書日記 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2001/01/09 |
JAN | 9784167573034 |
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
『ばかの壁』の著者…
『ばかの壁』の著者の書評集。次々に本が出版される現在、いい書評者を見つけておくことはとても重要である。その点、養老氏は「本を選ぶのは乱読に限る」というだけあって、ミステリーから日本思想、マンガまで読書の幅が広い。また「違和感によって学ぶ」ためには自分と意見が一致する「面白いと思...
『ばかの壁』の著者の書評集。次々に本が出版される現在、いい書評者を見つけておくことはとても重要である。その点、養老氏は「本を選ぶのは乱読に限る」というだけあって、ミステリーから日本思想、マンガまで読書の幅が広い。また「違和感によって学ぶ」ためには自分と意見が一致する「面白いと思うが本当は役にたたない本」ではなく、「面白いが役にたつ本」が重要だと述べており、この考え方からも本のガイドとして適任であると思う。本書は書評というだけでなく、そこから考えた氏の考えが述べられており、書評集というだけでなくエッセイと
文庫OFF
読書エッセイ。ここに…
読書エッセイ。ここに出てくる本はジャンルもミステリーものから科学本まで範囲が広い。本好きなら読んでみたい本が見つかるはず。
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基礎医学の学者の立場からの示唆に富んだ読書日記エッセイ集。 「涼しい脳味噌」「続・涼しい脳味噌」のシリーズ第三作目。 豊富な知識に裏付けられた奥深い読書日記、しかも私の殆ど知らない本ばかり取り上げられている。 ちょっと私には読みきれないのではないかと最初思った。 だが、面白か...
基礎医学の学者の立場からの示唆に富んだ読書日記エッセイ集。 「涼しい脳味噌」「続・涼しい脳味噌」のシリーズ第三作目。 豊富な知識に裏付けられた奥深い読書日記、しかも私の殆ど知らない本ばかり取り上げられている。 ちょっと私には読みきれないのではないかと最初思った。 だが、面白かった。 汲んでも汲み尽くせない知識、思惟、情報の量、ぐんぐん惹きつけられた。 私はエッセイにあまりロマンを感じないので、どちらかといえば避ける。 でもこのエッセイはもし避けていたら、惜しかっただろう。 ひとつひとつの章にうなずいたり、考えたり、興深く読んだ。 はじめのほうの章「うわさの遠近法」に 『面白いと思うが、ほんとうには役に立たない。そういう本が、ときどきある。自分とほとんど意見が一致する。そういう本がそれである。著者の言うことが、こちらによくわかるので、参考にならない。「違和感によって学ぶ」ことができない。』 と養老孟司さんは書いていらっしゃるが、なるほど、作家の思想が気に入るかいらないかが読み進めていくのに決め手だが、気に入るのばかりでは思考が停滞する。 『自分が少数意見だと思っているときには、同じ意見の本はありがたい。百万の味方を得た思いがある。』 のだが、 『しかし、意見が一致したからといって、それが正しいとはかぎらない。二人して間違っただけ。そういう可能性も高い。』 でもそれが心地いいのだが、つまりこの養老孟司さんのエッセイは私と意見が一致してしまい、「違和感によって学ぶ」のが出来ないということか。 養老孟司さんはミステリも一年に100冊もお読みになるそうでこの本にも多々取り上げてあり、ミステリ好きも一致してしまった感。 「臨床読書日記」の「臨床」とは『個々の患者さんに教科書的な原理を適用してみるという意味』教科書とは「唯脳論」などの専門の御著書だそうである。さすが脳の、解剖学の学者さんである。 だからところどころに脳の話がちりばめられている。 私は「知識・情報・意識=脳=言語」という式が頭に浮かんだ次第。 人間の脳はなんと面白いのだろうと違う方向にも興味が広がった。 また関連してなんとなく、脳の中で「情報」の分子が電気的に着いたり離れたりして「記憶・知識」を作り出すということを書いた、カール・セーガン「コスモス」を思い出してしまったのだ。
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