ペイ・フォワード 「可能の王国」 BOOK PLUS

キャサリン・ライアン・ハイド(著者), 法村里絵(訳者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店
• 発売年月日: 2000/12/25
• JAN: 9784048970105

商品レビュー

2010/05/28

映画化作品。マルチ商…

[文庫ＯＦＦ]

映画化作品。マルチ商法だなんだと貶されていましたが、素直な気持ちで読めば、素直に感動できると思います。世界を如何にして変えるか、というのは結局、自分と周囲の環境をどう良い方に動かすか、そういうことなのですね。不平不満ばかりでその実、具体的には何も働きかけない「自分」…トレヴァー少年に皆で学びましょう。

2020/10/31

12歳のトレヴァー・マッキニーは新しく赴任してきた教師ルーベンが出した『世界を変える方法を考え、それを実行しよう』という課題について、あるアイディアを思いつく。「ぼくが３人に何かいいことをする。彼らがお返しをしたいと言ったら、それをほかの人にしてもらうんだ」
彼の計算では434万6721人の人間がかかわっていくはずだった。彼は手はじめに路上生活者のジェニーに自分が新聞配達で稼いだお金を与え、家のガレージを寝床に貸し与えた。そんな息子の挑戦を理解できずに戸惑う母親のアーリーン。その後信じていたジェニーに裏切られ、落ちこむトレヴァー。誰もがトレヴァーの取り組みを本気にしなかったが、いつしかペイ・フォワード運動は確実に広まっていたのだった――

ハーレイ・ジョエル・オスメント主演映画の原作。「こんなおとぎ話あるわけないよ」と思ったが、ドラマの描き方が上手く、最後まで読めた。特にトレヴァーの母親アーリーンと教師ルーベンは、心に深い傷を負い素直になれないキャラなのだが、トレヴァーの努力に感化され、徐々に親しくなっていくのがいい。
ただ……映画を見た人はわかると思うが、なぜそうなる⁈という唐突な展開。なんかあざとさを感じてしまい、⭐︎−1。

2016/07/17

2016年7月のサンビルの日、ビッカフエさんの古本棚の中から見つけた一冊。映画を観損ねて、でも話の大筋は知っていて…是非原作を読みたいなと思っていたのだった。今手をつけている本を一通りけりをつけてから開くことにします…pending now.