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身体の文学史 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2001/01/01 |
JAN | 9784101308319 |
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身体の文学史
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身体の文学史
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
身体、脳と人間の心理…
身体、脳と人間の心理が江戸時代や明治時代の文学でわかるものなのだろうか。
文庫OFF
著者の身体論・脳化社会論の観点から、近代日本文学を論じた本です。 著者は、これまで文学プロパーにおいて論じられてきた「文学と道徳」や「文学と社会」といった対比よりも、さらに手前のところで、「文学と自然」という切断線を引き、近代日本文学の主流を「反自然」の領域に位置づけます。 ...
著者の身体論・脳化社会論の観点から、近代日本文学を論じた本です。 著者は、これまで文学プロパーにおいて論じられてきた「文学と道徳」や「文学と社会」といった対比よりも、さらに手前のところで、「文学と自然」という切断線を引き、近代日本文学の主流を「反自然」の領域に位置づけます。 芥川龍之介は、『今昔物語』の身体的なレヴェルの問題を、近代的な心理の領域に移し入れたと著者は論じ、ここに芥川が陥った隘路があると指摘します。また、三島由紀夫を身体を忘れた作家として規定し、彼の作品と割腹自殺を一つの視野のうちに収めるような見方を示しています。その一方で著者は、深沢七郎ときだ・みのるを、「自然」の側に近い作家として読み解こうと試みています。 著者の身体論・脳化社会論の切り口から見ることで、新たな風景が開かれてくるような分野を開拓した本だと思います。
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久しぶりに養老猛司さんの本を読んだ。 なんだか国語の説明文の読み取りをしているような感じ。「脳」をつかってなんとか理解へ近づく、ような。 今昔物語、芥川、三島由紀夫…。 「身体」にもう一度意識を向けよう、と最近よく聞くような。
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