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猟奇文学館(2) 人獣怪婚 ちくま文庫猟奇文学館2
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2000/12/06 |
| JAN | 9784480036124 |
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猟奇文学館(2)
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
獣姦を題材にした短編…
獣姦を題材にした短編アンソロジー。皆川博子の「獣舎のスキャット」が凄まじいです。
文庫OFF
全部で3巻の完結短編…
全部で3巻の完結短編集。よくぞ出版してくださいました。2巻目は中級者向けです。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このアンソロジー、いまのところ3巻中2巻目だが、合計8+12+11=31作品中、 3回登場は宇能鴻一郎。 2回登場は皆川博子、赤江瀑。……気が合うねー。 ラノベのタイトルふうに言えば、「怪しい女とまぐわってみたらケモノでしたが官能的なので十分満足しました」式のアンソジー。 獣姦という言葉を避けて、「人獣怪婚」」とまとめるアンソロジストのセンス、すご。 特に好みの作品には★印。 @ ■「透明魚」阿刀田高 新潮文庫の「なんちゃらを知っていますか」「なんちゃらを楽しむために」シリーズしか読んでいないが、母の本棚にたくさんあって、「ナポレオン狂」とかは子供なりに読んでわからぬまでも「大人の世界」と感じていた。 ある年代のオッサン作家に、うぶな娘に翻弄されたい傾向があるのは知っているが、こうも容易にホテルとなると、もう現代の若者が異世界転生ばかり読むのと大差ないファンタジーだな。 まあ「人獣怪婚」」の時点で、そういう作品群なんだろうけれども。 ■「幻鯨」赤江瀑 ★ 徳間文庫「海贄考」で2012年に既読のはずだが、忘れていた。 若干無理筋かもしれないが、ディーノ・ブッツァーティ「神を見た犬」に収められた短編「戦艦《トート》」や「護送大隊襲撃」、長編「タタール人の砂漠」を思い出した。 宮沢賢治「なめとこ山の熊」ほど具体的ではない、いわば概念との結婚……あるいは共同体ぐるみなのでマジック・リアリズムといえるのかも。鯨の女体化、射精、その官能で肚の全てが放出されて、幽霊になっちゃうって、凄い。究極の小説だと思う。 ■「わがパキーネ」眉村卓 筒井康隆、星新一、小松左京に続く、ショートショート作家として、小学生のころ、読んだことがあるはずの作家。 ファミコンで買ってもらったはいいが全然進められなかった「時空の旅人」の原作者でもある。 そのメディアミックス映画は数年前に、萩尾望都キャラクターデザインということで見た。 また、「僕と妻の1778の物語」は気になっている。 ぬめぬめずるずる……安部公房「密会」の溶骨症の少女を思い出したり……主観的意識の中で、美醜の概念が反転するって、「沙耶の唄」を連想するが、若干違う路線かも。 むしろ藤子・F・不二雄が描きそうな。 ■「鱗の休暇」岩川隆 初めて知った作家。 解説でも言われているが、確かに泉鏡花っぽい。 ■「白い少女」村田基 ★ 東雅夫・編「少女怪談」(学研M文庫)に同作収録だが、たぶん初読。 すぐにこういうことなんだろうとわからなくもないが、描写が凄い。また、私が綾夫から聞いた話が、現在進行形で進み、後に私が駆けつけるという、枠物語の時間差も効果的。 完全に伊藤潤二の絵で浮かんだ……これはヤバい小説。 ■「美女と赤蟻」香山滋 初めて読む作家だが、「ゴジラ」界隈で有名。 こういう大人の童話って、所謂探検小説とか、「新青年」の界隈であったんだろうな。 そのムーブメント自体が気になる。 ■「心中狸」宇能鴻一郎 編者眷恋の人らしい。 またスカトロやんけ! と突っ込み(?)つつ、滑稽と悲哀で、なかなか好み。 ■「獏園」澁澤龍彦 わが眷恋の人。「高丘親王航海記」の3章。今回は再読はせず。 後に平凡社からホラー・ドラコニア少女小説集成として、3章のみが山口晃の絵とともに刊行されているので、独立性は高いのだろう。 ひょっとしたら、澁澤龍彦にとって香山滋のような「南蛮小説」が、原体験にあるのかしらん。 ■「ゆめ」中勘助 ★ 「銀の匙」を十代で読んで瑞々しさに打ち倒されたが、その後掘り切れずにいる作家。 夏目漱石「夢十夜」でも内田百閒「冥途」などでも、確かに悪夢の中に動物のモチーフはあった。 が、本作は導入部の美しい夢が、素朴なのに美麗な文体でうっとりした、その落差で、悪夢真っ逆さま。 これはすごい小説だった。 ■「鶴」椿實 ★ 和田博文・編「石の文学館 鉱物の眠り、砂の思考」(ちくま文庫)で「石の中の鳥」を読んだことがある程度だが、三島由紀夫、中井英夫、澁澤龍彦といった文脈で気になっていた人。 これもまた強烈……。 夢精で精通したときの夢か? 便所も、池も、母親も、登場するモノがすべて強烈。 鶴が獰猛で醜く、宮崎駿「君たちはどう生きるか」を思い出したりもした。 ■「青い鳥のエレジー」勝目梓 母の本棚で見つけて、「クレバス」という言葉を教えてくれた作家。 中上健次と「文藝首都」で同人だった。 そのワードは登場せず、残念。 しかし、「インコちゃんだぞ。いたずらインコちゃんだぞ……」という実に馬鹿らしいセリフに笑った。 ■「獣舎のスキャット」皆川博子 ★ 小説の女王とわに生きてあれかし。「トマト・ゲーム」収録作にて既読。 ぱらぱら読み直してみたが、やはりすげぇ。 ◇七北数人
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