羽がはえたら ショート・ストーリーズ

ウーリーオルレブ(著者), 母袋夏生(訳者), 下田昌克(その他)

• 販売会社／発売会社: 小峰書店/
• 発売年月日: 2000/06/14
• JAN: 9784338133067

商品レビュー

2021/09/24

1時間くらいで読み終わった短編集。

すこし毒っぽくて独特な雰囲気。
どの話にも、無邪気で自分の身の回りに見えているものをちゃんと捉えて理解しようとする子どもと、パッと見は普通でまともそうなのに無自覚の悪意を拗らせている大人がでてくる。
あとがきにもあったように、社会情勢に振り回された幼少期を過ごしていろんな大人を見てきた実体験が話の中にも混ざっているのかなと思った。
なんともいえない後味。。

2013/12/20

教科書に載っている「のどがかわいた」は、どう読んだらいいかわからなくて、いやになる子どもも多いみたい。
でもこれを読むと、オルレブは決して難解ではなく、乾いたユーモアのある、あたたかい作家だということがわかる。
「のどがかわいた」の前に、これを読ませれば、印象も随分変わると思うけど、そもそもなぜ「のどがかわいた」なのか、という気もする。
ほかの作品の方が面白いしわかりやすいのに。

2012/04/23

　教科書の文章「のどがかわいた」が収まっている短編集です。子どもたちが「読みたい！」と話していたので、頼んでみました。

　外国の文学にふれる第一歩になってほしいと思います。ボクはこういう物語好きなんだけどなぁ。ちょっと幅広く共感できるように読んでいく必要があるのかな。

　子どもたちの読書の幅が広がるように、いろいろと進めていきます。