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人はなぜエセ科学に騙されるのか(上) 新潮文庫

カール・セーガン(著者), 青木薫(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2000/11/01
JAN 9784102294031

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商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2010/05/28

SF作家にして天文学…

SF作家にして天文学者、カールセーガンがいわゆる「オカルト」、似非科学に大して論じ、そのほとんどを論破した本です。その論理は明白にして簡潔、科学を愛するからこそ書けた本だと思います

文庫OFF

2020/09/18

まさに啓蒙の書。 ただ、凡人の私には言える。人はなぜエセ科学を信じるのか?それは信じたいからだ。 理論や事実ではなく自分の信じたいものを信じたいから、蝋燭の火に照らされた自分の影を怖がっていたいから、 考えない快楽に身を委ねていたいからだ。

Posted by ブクログ

2019/04/08

ダン・ブラウンにヤバいニセ科学(水からの伝言とか)が出てきてショックを受けた家人が,「カール・セーガンを読まなきゃ」とのことで初セーガン。 翻訳は青木薫さんだったのか…!まず下巻のあとがきを読むがとても読ませる文章でしばし感じ入る。 カール・セーガンもかつてマーチン・ガードナー『...

ダン・ブラウンにヤバいニセ科学(水からの伝言とか)が出てきてショックを受けた家人が,「カール・セーガンを読まなきゃ」とのことで初セーガン。 翻訳は青木薫さんだったのか…!まず下巻のあとがきを読むがとても読ませる文章でしばし感じ入る。 カール・セーガンもかつてマーチン・ガードナー『奇妙な論理』を読んで「目を開かれた」という。 いささか古すぎる『奇妙な論理』に比べてこちらは地下鉄サリンの直後と比較的最近なこともあって読みやすい。訳者の青木薫さんのおかげも大きいのだろう。 “レーガン大統領は、第二次大戦中ずっとハリウッドで過ごしたにもかかわらず、ナチの強制収容所から人々を解放したときの手柄話をいきいきと語ったものだった。映画の世界に生きたレーガン氏は、自分が見た映画と自分の現実とを混同していたのだろう”260頁 “政治、軍事、科学、宗教の分野で指導的立場にある人が、事実と作り話の区別をつけられないとしたら、大変なことになるのは想像に難くない”261頁 ほんとに危ういなあ,と思う。というか,こんな状態だったのによく人類は全面核戦争で滅びなかったものだ…。 亡くなった両親に語りかける夢の話で始まる第十二章。本書冒頭も両親の話で始まるけど,じんときた。 亡くなった身近な人を懐かしみ個人的に語りかけることと,その気持ちに寄り添うと称して死後の世界等のまやかしを広め,人々から金を搾り取ることとは全然別だよね。

Posted by ブクログ

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