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縄文時代の商人たち 日本列島と北東アジアを交易した人びと 新書y
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縄文時代の商人たち 日本列島と北東アジアを交易した人びと 新書y

小山修三(著者), 岡田康博(著者)

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縄文時代の商人たち 日本列島と北東アジアを交易した人びと 新書y

定価 ¥759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 洋泉社/
発売年月日 2000/08/22
JAN 9784896914771

縄文時代の商人たち

¥220

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2021/05/16

三内丸山遺跡を中心に、縄文時代の各集落や地域をつなぐ、情報や物、人の交流について、それまでの考古学に批判的な考古学者たちが語り合った対談集。「商人」というキーワードによって交流の様子が思い浮かびやすく、理解しやすかった。 この本が今から20年前の2000年に発行されていたと知り、...

三内丸山遺跡を中心に、縄文時代の各集落や地域をつなぐ、情報や物、人の交流について、それまでの考古学に批判的な考古学者たちが語り合った対談集。「商人」というキーワードによって交流の様子が思い浮かびやすく、理解しやすかった。 この本が今から20年前の2000年に発行されていたと知り、今ならさらに刺激的な話を聞けるではないかと思う。

Posted by ブクログ

2015/07/22

対談だが、専門家同士なので話の内容が深い。1500年も続いた三内丸山が、日本の交易の中心的役割を果たしていた様子がうかがえる。海上交易が日常的に行われていたこともうかがえ、ダイナミックな縄文のイメージが浮かび上がってくる。 ヒスイが動き始めるのは、縄文早期の終わりくらい(600...

対談だが、専門家同士なので話の内容が深い。1500年も続いた三内丸山が、日本の交易の中心的役割を果たしていた様子がうかがえる。海上交易が日常的に行われていたこともうかがえ、ダイナミックな縄文のイメージが浮かび上がってくる。 ヒスイが動き始めるのは、縄文早期の終わりくらい(6000年前)で、多量に動き始めるのは縄文中期。後期になると九州など遠方にも動いた。 中国で平底筒型土器がつくられたのは8000〜6000年前。日本列島で平底円筒土器がつくられたのは6500〜6000年前。人の集団がまとまって移動してきたと想定できる(岡田)。 伊豆諸島には縄文前期にイノシシとイヌが持ち込まれた。ポリネシアンの太平洋の大航海では、これにニワトリを加えた3点セットだった。 経済史家のK.ポランニーによると、社会統合を可能にする経済には、互酬性、再分配、貨幣に基づく市場交換の3つの形態がある。狩猟採集民など30人前後の成員からなるバンド集団を単位とする社会では、物々交換や平等分配の互酬性経済が行われている。初期農耕段階の部族集団からなる社会では、首長を中心とする階層に財や労働力が一旦集中した後、再分配される。

Posted by ブクログ

2011/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] “商人の発見”が縄文像を書き換える! 一万数千年も続いた縄文時代は、実はモノが大量かつ広範囲に移動する時代だった。 超高級品のヒスイ、鏃やナイフの材料になった黒曜石、接着剤だったアスファルトなどを、誰が原産地から運んできたのか? 経済人類学、民族学、考古学の最新成果をもとに、交易舟を駆使する“縄文商人”の姿を明らかにする刺激的対話集。 [ 目次 ] 序章 縄文商人の発見 第1章 なぜ発見が遅れたのか? 第2章 何をどのように商っていたのか? 第3章 三内丸山が縄文商人の拠点になった理由 第4章 マージナルな縄文商人たち 第5章 縄文商人が活躍した社会とコスモロジー 第6章 交易舟に乗った「海の商人」 第7章 縄文社会の盛衰に対応する商人たち 第8章 三内丸山の消滅と、縄文商人の行方 終章 新しい縄文時代像の可能性に向けて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

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