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縄文時代の商人たち の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2021/05/16

三内丸山遺跡を中心に、縄文時代の各集落や地域をつなぐ、情報や物、人の交流について、それまでの考古学に批判的な考古学者たちが語り合った対談集。「商人」というキーワードによって交流の様子が思い浮かびやすく、理解しやすかった。 この本が今から20年前の2000年に発行されていたと知り、...

三内丸山遺跡を中心に、縄文時代の各集落や地域をつなぐ、情報や物、人の交流について、それまでの考古学に批判的な考古学者たちが語り合った対談集。「商人」というキーワードによって交流の様子が思い浮かびやすく、理解しやすかった。 この本が今から20年前の2000年に発行されていたと知り、今ならさらに刺激的な話を聞けるではないかと思う。

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2023/01/05

対談だが、専門家同士なので話の内容が深い。1500年も続いた三内丸山が、日本の交易の中心的役割を果たしていた様子がうかがえる。海上交易が日常的に行われていたこともうかがえ、ダイナミックな縄文のイメージが浮かび上がってくる。 ヒスイが動き始めるのは、縄文早期の終わりくらい(600...

対談だが、専門家同士なので話の内容が深い。1500年も続いた三内丸山が、日本の交易の中心的役割を果たしていた様子がうかがえる。海上交易が日常的に行われていたこともうかがえ、ダイナミックな縄文のイメージが浮かび上がってくる。 ヒスイが動き始めるのは、縄文早期の終わりくらい(6000年前)で、多量に動き始めるのは縄文中期。後期になると九州など遠方にも動いた。 中国で平底筒型土器がつくられたのは8000〜6000年前。日本列島で平底円筒土器がつくられたのは6500〜6000年前。人の集団がまとまって移動してきたと想定できる(岡田)。 伊豆諸島には縄文前期にイノシシとイヌが持ち込まれた。ポリネシアンの太平洋の大航海では、これにニワトリを加えた3点セットだった。 経済史家のK.ポランニーによると、社会統合を可能にする経済には、互酬性、再分配、貨幣に基づく市場交換の3つの形態がある。狩猟採集民など30人前後の成員からなるバンド集団を単位とする社会では、物々交換や平等分配の互酬性経済が行われている。初期農耕段階の部族集団からなる社会では、首長を中心とする階層に財や労働力が一旦集中した後、再分配される。

Posted byブクログ

2011/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] “商人の発見”が縄文像を書き換える! 一万数千年も続いた縄文時代は、実はモノが大量かつ広範囲に移動する時代だった。 超高級品のヒスイ、鏃やナイフの材料になった黒曜石、接着剤だったアスファルトなどを、誰が原産地から運んできたのか? 経済人類学、民族学、考古学の最新成果をもとに、交易舟を駆使する“縄文商人”の姿を明らかにする刺激的対話集。 [ 目次 ] 序章 縄文商人の発見 第1章 なぜ発見が遅れたのか? 第2章 何をどのように商っていたのか? 第3章 三内丸山が縄文商人の拠点になった理由 第4章 マージナルな縄文商人たち 第5章 縄文商人が活躍した社会とコスモロジー 第6章 交易舟に乗った「海の商人」 第7章 縄文社会の盛衰に対応する商人たち 第8章 三内丸山の消滅と、縄文商人の行方 終章 新しい縄文時代像の可能性に向けて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/11

三内丸山の岡田さんと、みんぱくの小山先生の対談。三内丸山は東日本の貿易都市的なものだったのではないかという。 歴史の教科書で習ってきたことがすっかりひっくりかえったその衝撃から三内丸山大好きなのです。またまた目からウロコ。

Posted byブクログ