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逸脱の日本中世 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
| 発売年月日 | 2000/06/07 |
| JAN | 9784480085559 |
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逸脱の日本中世
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逸脱の日本中世
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細川氏は、「逸脱の」と銘打っているように、ふつうでない人びとの姿を能や謡曲などの芸能を通じて紐解いていく。 では、なにが「逸脱」であり、ふつうでないのか。 ひとつは白拍子に代表される芸能者たちである。 男性による猿楽が主流となっていく中、彼女たちは漂泊の旅人となって、そして歴史...
細川氏は、「逸脱の」と銘打っているように、ふつうでない人びとの姿を能や謡曲などの芸能を通じて紐解いていく。 では、なにが「逸脱」であり、ふつうでないのか。 ひとつは白拍子に代表される芸能者たちである。 男性による猿楽が主流となっていく中、彼女たちは漂泊の旅人となって、そして歴史から遠のいていく。 かつて女猿楽というものがあったことを、本書で知ったことは大きい。 白拍子たちの漂泊の歩みが、常にふたり以上であったと細川氏は指摘する。 また、謡曲「松虫」における男性ふたりも旅人であったことから、どうやら日本においては旅は単独で行うのではなく、ふたり以上でなければならないという民俗があったものと思われる。 思えば、「奥の細道」も芭蕉と曾良のふたり旅であったし、近年では某テレビ局の深夜番組における若者ふたりによる旅道中が熱狂的に受け入れられたこともあった。 こうした民俗というのは、得てして日本人自身ではなかなか見抜けないものなのかも知れない。 ふたつめは、寺社における稚児である。 「逸脱の」と銘打たれた本書を読むきっかけは、ここに論ぜられている稚児愛徳丸について知りたかったからである。 わたしは彼の生涯に今一度焦点を当て、「権力者に翻弄された挙げ句の自死」という評価の再検討を試みたいのである。 細川氏のご高論を踏まえつつ、自分なりの愛満丸像を構築していく、その過程にある。 他にも「逸脱」と見なされたものごとはいくつもあるのだが、今ここでそれに言及するのはやめておきたい。 もう一度考えなおしてみたい。 「逸脱」とは、現代におけるふつうからの逸脱なのか、あるいは彼ら自身の時代におけるふつうからの逸脱なのかを。 中世における「逸脱」と「ふつう」とはなんなのかを。
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学生時代、もっと前に読んでいたらちょっと自分の卒論テーマが変化していたかもな、と今回の再読でも痛感。 「逸脱」「狂気」「芸能」どれも興味深い。
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