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オカメインコに雨坊主
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
| 発売年月日 | 2000/08/10 |
| JAN | 9784163194301 |
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オカメインコに雨坊主
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
〔!〕ダイノ岩森のすべてにつながってちょっと不思議な山里の四季 〔内容〕逃げ出したオカメインコを連れ戻し猫のミーコは顔を洗った/ノートンとともに眺めるやまざくら/梅雨明けをチサノに告げた雨坊主/ほおずきを持たしてくれたおたまさん/いちばんに春を見つけるつるねえや/ブランコを漕い...
〔!〕ダイノ岩森のすべてにつながってちょっと不思議な山里の四季 〔内容〕逃げ出したオカメインコを連れ戻し猫のミーコは顔を洗った/ノートンとともに眺めるやまざくら/梅雨明けをチサノに告げた雨坊主/ほおずきを持たしてくれたおたまさん/いちばんに春を見つけるつるねえや/ブランコを漕いでた女夢のよう賢い犬とともに消え去る/夢うつつミーコ案内妻と会う。 〔感想〕表紙絵が気に入って、読んだ/最も好きなタイプでした。〔Ⅰ〕ちょっと不思議〔Ⅱ〕短編連作〔Ⅲ〕あっさりしてる〔Ⅳ〕会話に味ある〔Ⅴ〕ちょっと可笑しみ〔Ⅵ〕ちょっと哀しみ〔Ⅶ〕ほどよくテキトー。 ■簡単な単語集 【雨坊主】渓流のそばに住んでいて梅雨入りと梅雨明けを教えてくれる。疎開できていたが溺れ死んだ少年らしい。水の精という説もある。 【大蔵】もと石炭屋の親父。町長。けちんぼうらしい。ミチコに入れあげているらしい。 【オカメインコ】チサノの家にいる。町で英会話を教えているノートン・ホワイラーさんにもらったそうだ。「グラフタヌン」としゃべる。一度逃げたがミーコが捕まえてきた。 【おたまさん】二百メートルくらい離れたところに一人で住んでいるおばあさん。 【シロ】おたまさんが飼っていた名犬。 【白い糸】ダイノ岩から生物も含み森の中のあらゆるものに延びている。 【常蓮寺】住職はお経をあげながら居眠りするような人。 【せいさん】製材会社の社長。ぼくの絵画教室の生徒で、ノートンの英会話教室の生徒でもありわび助の馴染みでもある。高橋政治という名だが「せいさん」という呼び名は製材会社のせいらしい。名の方は政治と書いてしょうじと読むらしい。人を楽しませるのが好き。 【ダイノ岩】駅から半里、チサノの家までの途中にある。観光案内では大主岩と書かれている。まずこの岩があり、木が生えて、鳥や獣がやってきて、人間が住み着くようになったそうだ。 【タケクマ先生】チサノの学校の先生。 【竹山先生】医師。 【チサノ】ヤマスソ・チサノ。小学生。いずれ奉公に出てお嫁さんになる予定。 【チサノ記録】《かもしれないことでしんどい思いをするのは、嫁にいってもないのに後家さんになった心配をするようなもんだ》p.10。《手間をいとうなら最初から飼わないことだ》p.38。《英語なんか身につけたって、嫁入り道具にはなりゃしないけど》p.42。《女は若いうちにこうして苦労になれている方が嫁にいったときにいいんだよ。》p.64。《女は損だ、小さいうちは頭の苦労、大きくなったら嫁の苦労》p.66。《手間をいとってちゃ女はやっていけない》p.80。《まったく横着者がうらやましい。マメな性分に生まれついた者は一生苦労する》p.99。《いくら学問のためでも、感心なわたしだっていやになる。なのに一銭にもなりゃしない》p.153。 【ノートン・ホワイラー】英会話を教えている。美しい詩をまるごと暗誦するという教え方。アイルランド出身。十五年日本にいる。太い方から見ても細い方から見てももとが小さく見える不思議な望遠鏡を持っている。《どんなウィスキーも存在する資格があります。胸を温めますからね。》p.33。《こうしてこの池を眺めることによってわたしは他のいろいろな物もまた眺めているように思います》p.103。《わたしはいろんなところにいきましたが、たとえわたしがどこにいようと、心の中に故郷を入れて運んでいるようなのです》p.104。《生命のもとは一つではないのだろうか、ということです》p.150。 【風景】《歩き始めたときは見慣れた景色だが、そのうちその「見慣れた」という感覚が薄れてくる。「見慣れた」と思ったのが錯覚のように思えてくる。》p.122 【風景画】ノートン《いい風景画は、モデルになった風景の魂を伝えているのではないか、と》p.77 【ぼく】画家。チサノの家に下宿することになった。十年以上前に妻を喪っている。 【ミーコ】チサノのうちの猫。ぼくは気に入られたようだ。 【ミチコ】ブランコを漕いでいた女。芸者ではないが水商売。気持ちのいい食べっぷり。 【よろず屋】ぼくが下宿することになった家。チサノとおばあちゃんがいる。 【わび助】この町一番の売れっ子芸者。三十代半ばの陽気な人で、よく飲みよく笑う。ホワイラーの思い人だが結婚している。
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なんとも不思議な世界。偶然たどり着いた町で小学生のチサノに出会ってうちに来ればいいと言われ3年。主人公は絵を描きながら町に溶け込んでいく。その間に町の知り合いがなくなったり、亡くなった妻に会ったり、死の世界は怖くないんだよ、こんなにも身近で隣り合っているんだよと言われたような感じだった。チサノのおばあちゃんみたいな話し方がおもしろかった。
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そもそもここにきたのはうっかり乗る列車をまちがえたせいで、ほんの偶然なのだが、今はそれが偶然ではなかったのではないかと思っている。つまり、ちゃんとうっかり乗りまちがえるような心の傾きがぼくにあったのだと、そんな気がするのである。 絵を描くのが仕事のぼくが「ちゃんとうっかり」間違えて出会った山間の町での暮らし。 「一度ゆっくり楽がしてみたいけど、手間をいとってちゃ女はやっていけない」 「まったく横着者がうらやましい。マメな性分に生まれついた者は一生苦労する」 なんてぼやく小学生、チサノに冷たく手厚くお世話されながら。 薄緑の桜の下で、ノートンさんのアイアラン(アイルランド)の思い出を聞きつつお酒を飲み。 梅雨の山奥の清流で、雨坊主に出会い。 帰らぬ息子を待つ、近所の女性の育てたほおずき。 迷った雪山でぼくを助けてくれたヒト。 鮮やかなツツジの中のブランコ。 移り行く季節の切り取り方にうっとりする。 夢か現か。 戦争の名残があるのでちょっと昔のお話のようだけど。 電子音のない暮らし。車の音さえ聞こえない。 グラフタヌンというオカメインコ 尻尾がサッサッと揺れるミーコ セミの声をうるさいと思いながら、スイカの汁の香りをかぎつつ、汗にまみれて昼寝をしたい。 夏休みを過ごしたくなるそんな町。
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