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命あまさず 小説石田波郷
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/ |
| 発売年月日 | 2000/05/08 |
| JAN | 9784894561830 |
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命あまさず
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命あまさず
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石田波郷は、既成の概念や観念に捕らわれず、伝統の問題に正面から取り組んだ俳人であった。新興俳句運動・無季派俳句を敗戦前の政府権力が目の敵にしたという事実は、彼らが伝統をどのように理解し、支配の武器に悪用しようとしていたかを示す事例があり、波郷は自らの問題としてそのような伝統観を拒...
石田波郷は、既成の概念や観念に捕らわれず、伝統の問題に正面から取り組んだ俳人であった。新興俳句運動・無季派俳句を敗戦前の政府権力が目の敵にしたという事実は、彼らが伝統をどのように理解し、支配の武器に悪用しようとしていたかを示す事例があり、波郷は自らの問題としてそのような伝統観を拒否していた。彼が、新興俳句運動に理解を示しながら決して伝統を手放さず、写生と日常から離れなかったのは、彼が自らの感性に嘘をつかない革新者だったからである。そうした生き方の延長線に”病床俳句”の金字塔が生まれたのだ。作者はこの作品を書くに当たって、一篇一篇を短篇としてまとまったものにすること。作品の中に俳句を使わないようにすることに留意した。小説というジャンルの独立性を明確にしておきたかったからである。俳句の領域を犯さず、俳句に従属もせず、俳人の生涯を題材に取った小説を書くことは思ったより難しい作業であったと作者は云っている。俳句というのは非常に強いアウラを発する詩型だと感じた。(和歌も別の意味で強いのだが)その困難の中に、日本の美意識と散文とのあいだの問題もあるのかも知れない。
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