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ハエ、マウス、ヒト 一生物学者による未来への証言
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ハエ、マウス、ヒト 一生物学者による未来への証言

フランソワジャコブ(著者), 原章二(訳者)

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ハエ、マウス、ヒト 一生物学者による未来への証言

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房/
発売年月日 2000/04/25
JAN 9784622039471

ハエ、マウス、ヒト

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2026/05/02

原著は1997年刊。 フランソワ・ジャコブ(1920-2012)、フランスの生物学者。彼の『内なる肖像』は、40歳までの戦争を挟んだ波乱の人生を綴った感動的な自伝だった(当然ながら、この後に受賞するノーベル賞のことは出てこない)。本書は、その彼の生命科学をめぐるエッセイ。 唸る。...

原著は1997年刊。 フランソワ・ジャコブ(1920-2012)、フランスの生物学者。彼の『内なる肖像』は、40歳までの戦争を挟んだ波乱の人生を綴った感動的な自伝だった(当然ながら、この後に受賞するノーベル賞のことは出てこない)。本書は、その彼の生命科学をめぐるエッセイ。 唸る。ところどころでは溜息も出る。遺伝学や生命科学への考えの深さ、そして洞察。おもしろエピソードも散りばめながら、歴史や文学作品も引いている(バーナード・ショーの箴言も何度か出てくる)。とくに、ソ連にルイセンコが君臨し、それがイデオロギーになり、いかに生命科学をだめにしたか、そしてフランスでもそれに靡いた人たちがいたことを舌鋒鋭く糾弾している(それは現在や未来への警鐘でもある)。 5年後が予測されるような研究は、いわばルーチンの研究。研究開始の時点で大きな不確性がなければ、重要な問題にはなりえない(それに興味深くもない)。人生を賭けた基礎研究とはそういうもの。若者に向けたメッセージのようにも読める。 原題は“La Souris, La Mouche et L’Homme”(マウス、ハエ、ヒト)。邦題は順序を勝手に変えてあるが、これって、遺伝学の研究がマウスをメインにした時期がちょっとあって、そのあとショウジョウバエの時期が来たという含意だと思うんですけど。

Posted by ブクログ

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