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転がる香港に苔は生えない
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 情報センター出版局 |
発売年月日 | 2000/04/19 |
JAN | 9784795832220 |
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商品レビュー
4.4
20件のお客様レビュー
ちょうど私が香港に住んでいたのと同じ時期のことが書かれていると知り、手に取った。 当時子どもだった私の知らない香港の姿が書かれていた。 香港島の日本人街で、親たちに守られてのほほんと過ごしていた私にとって、この本に書かれている、ある種血走ったような香港人の生き様は衝撃的だ。 香港...
ちょうど私が香港に住んでいたのと同じ時期のことが書かれていると知り、手に取った。 当時子どもだった私の知らない香港の姿が書かれていた。 香港島の日本人街で、親たちに守られてのほほんと過ごしていた私にとって、この本に書かれている、ある種血走ったような香港人の生き様は衝撃的だ。 香港=移民の国、という認識も恥ずかしながら持っておらず、このルポを読んで初めて知ることばかりだった。 香港返還も、単なるお祭りにしか感じていなかったけれど、その裏で人生を左右される人たちがこんなにいたことを初めて知った。 20年前に日本に帰国して以来、香港を再訪したことはないけれど、今の香港はどんなだろうか。 大人になった今、改めて向き合ってみたいと感じた。
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筆者のドライで小気味よい文体。「1996年9月4日午後11時9分、彼はすでに私の重要人物になっていた」などは、王家衛の映画のワンシーンのごとき描写。街ガイドのふんわりとした香港本とは一線を画し、生活者ゆえの生の声、土地に触れ合った人しか書けない内容の数々。しかも日本人という立場か...
筆者のドライで小気味よい文体。「1996年9月4日午後11時9分、彼はすでに私の重要人物になっていた」などは、王家衛の映画のワンシーンのごとき描写。街ガイドのふんわりとした香港本とは一線を画し、生活者ゆえの生の声、土地に触れ合った人しか書けない内容の数々。しかも日本人という立場からの見解は非常にわかりやすい。返還に際し、香港の人々の心情がうかがえる内容もたくさんあった。「50年不変?そんなことあるわけがない。香港は必ず変わるよ」「ちょっと近所へ煙草を買いに行くような顔で、今まで暮らしてきた部屋を捨てること。そうでもして切り捨てない限り、前には進めないのだろう」。そして「香港は祖国に回帰したのではない。祖国に回収されたのだ」。返還前後から垣間見え、文中にも書かれていた中国化、報道の自由への不安。不安がその通りになってしまっていることを、もう我々は知っている。路上を占領する商人に対するかつての緩やかなパトロールに「徹底弾圧に陥りやすい大都会で、指令一辺倒になりがちな公務員が、これだけ独自の価値観と寛容さをもって行動できるというのは、香港という街の成熟度を象徴しているよう」という一文には、とにかく唸った。そんな香港がやっぱり好きだったな。
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とにかく面白い。星野さんの文章は面白い。「みんな彗星を見ていた」に出会ってから遡るように著作を拝読しているが、今作も今後何度も読み返すだろう。
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