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薔薇の木の下
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薔薇の木の下

小池真理子(著者)

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薔薇の木の下

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商品詳細

内容紹介 内容:春の水音. 囚われて. 封印の家. 老後の楽しみ. 妻と未亡人. 薔薇の木の下. 秘密
販売会社/発売会社 徳間書店/
発売年月日 2000/02/29
JAN 9784198611385

薔薇の木の下

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2012/10/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

短篇7話。解説 結城信孝。 春の水音 囚われて 封印の家 老後の楽しみ 妻と未亡人 薔薇の木の下 秘密 推理小説のようで、幻想小説のようで、怪奇小説のようで、恋愛小説のような話が多い。 春の水音  頭の中で水の音がするという。勤め先の奥様がつきあった人が、その娘と結婚し、最後は自分と結婚するという話。 囚われて  イグアナのぬいぐるみを贈られた。拾ったチワワの名前はベル。公園で出会った男は谷村正樹。夫を刺し殺した後で、何が幻かを明らかに。 封印の家  継母が亡くなって,明らかになる自分の過去。継母が守ってくれた自分の過ち。忘れていた過去を思い出し,継母の愛情の深さに気付く。 老後の楽しみ  芙美子が知り合った老人たち。火事で家族を亡くしたという寒河江(さかえ)。長屋住まいの服部銀子と西村八重。ある日芙美子の家が火事に。恐怖小説と呼んでいいかも。 妻と未亡人  知人が亡くなり,その未亡人が相談に来る。相談にのっているうちに,妻に報告を怠っていく。未亡人が愛人と蒸発しようとした時に事件が起きる。恐怖小説の部類かも。 薔薇の木の下  薔薇の木の苗を作るところから話は始まる。脅迫され殺した死体を埋めた上に薔薇を育てる。落ちていたイヤリングも一緒に埋めるが、それが次の惨事を生む。恐怖小説としかいいようがないかも。 秘密  一つの秘密の当事者のところに、もう一つの秘密かもしれない事件の当事者が、夫の一周忌に挨拶に来る。過去を追憶として記述し,秘密は秘密の侭終わる。 どれもこれも、良い意味で期待を裏切る推理小説の要素がある。怖いものもあれば、怖そうだけど無事に終わるものもある。小池真理子の小説家としての技量の深さに感服する。 どの話も方向性が様々なのに質的にはある水準以上に揃っている。すごいかも。

Posted by ブクログ

2010/08/21

人間って、自らを色んな手段で守るようにできてるんです、きっと。 人間模様怖い話あり。 『水の音』は最後そういう展開だったのか。っと意外だったけど 少し悲しいお話でした。

Posted by ブクログ

2010/08/09

読みたい本 内容(「BOOK」データベースより) 秘めやかな官能の記憶。名手が紡ぐ七つの愛の調べ。直木賞作家の自薦アンソロジー!書き下ろし一篇、未収録一篇を含む七篇のお気に入り。 他で読んだものがあった本。

Posted by ブクログ