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葛城と古代国家 付河内王朝論批判 講談社学術文庫
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葛城と古代国家 付河内王朝論批判 講談社学術文庫

門脇禎二(著者)

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葛城と古代国家 付河内王朝論批判 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2000/05/10
JAN 9784061594296

葛城と古代国家

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2022/12/04

蘇我氏の系譜は蘇我石川宿禰(そがのいしかわのすくね)、満智、韓子(からこ)、高麗、稲目と後世伝えられている。最初の石川宿禰は実在しない人物である。後の蘇我宗本家滅亡後に蘇我氏の中心となった蘇我倉山田石川麻呂らが自分達を最初から本流であると示したい作出が強い。

Posted by ブクログ

2021/02/07

古代史は一段落と思ったが、もう一冊。 門脇禎二『葛城と古代国家』 ようやく面白さが分かってきた。 昔、騎馬民族征服説とか、邪馬台国は九州か機内かとかそういう議論があったように、大和政権でも河内王朝と三輪王権の関係が、四十年~三十年前の本では議論になっている。 無論それぞれちゃんと...

古代史は一段落と思ったが、もう一冊。 門脇禎二『葛城と古代国家』 ようやく面白さが分かってきた。 昔、騎馬民族征服説とか、邪馬台国は九州か機内かとかそういう議論があったように、大和政権でも河内王朝と三輪王権の関係が、四十年~三十年前の本では議論になっている。 無論それぞれちゃんと論拠を挙げてあって、素人はいずれも「はあ、そうですか」と拝聴するしかない。 だがいろいろ読んでいくと、どっちが元でどっちが征服したとか、王権が交代したとか、そういった単線的な議論だけではどうもはみ出す部分もありそうなのがわかってくる。 それは同時代の文書記録が乏しいから、なのかもしれないのだけれど、どうもまずは 「いろんな勢力があって」 ということを前提としつつ、影響関係や競合関係、時代のズレなど、複数(というか多数)のファクターが林立しながら縒り合わせられていく時期なのかもしれない、という感触を得つつある。 興味深い。 実に興味深い。

Posted by ブクログ

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