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金環蝕 岩波現代文庫 文芸15
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2000/06/16 |
JAN | 9784006020156 |
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金環蝕
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金環蝕
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
表面は輝いて見えても…
表面は輝いて見えても、その中身は腐食している。そんな皮肉を込めた「金環食」というタイトルは言い過ぎではない!映画も必見ですなぁ~!
文庫OFF
石川達三はもっと読ま…
石川達三はもっと読まれるべき作家であるとおもう。
文庫OFF
政界を巻き込んだ不正入札事件(九頭竜川ダム事件)をモデルとした社会派小説。語り手が相当に饒舌なところがジャーナリズム的である(作中人物の視線に同化することなく、超然とした立場から滔々と官僚制批判などを展開する箇所が散見される)。一方、不正に関わった人々の心理も緻密に描写されている...
政界を巻き込んだ不正入札事件(九頭竜川ダム事件)をモデルとした社会派小説。語り手が相当に饒舌なところがジャーナリズム的である(作中人物の視線に同化することなく、超然とした立場から滔々と官僚制批判などを展開する箇所が散見される)。一方、不正に関わった人々の心理も緻密に描写されている。特に電力建設(電源開発)の財部総裁は、不正入札を行うことへの抵抗感を持っており、自らの進退を含めて思い悩む描写などは立派な心境小説であると感じる。日本のこれからの土木行政を考える上で、こういう暗い過去について知ることには一定の価値があるものと考える。
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