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日本の古代道路を探す 律令国家のアウトバーン 平凡社新書
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日本の古代道路を探す 律令国家のアウトバーン 平凡社新書

中村太一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/
発売年月日 2000/05/23
JAN 9784582850451

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3.5

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2018/03/13

この本の細部までを理解したとは言い難いけれど。 でも、日本に律令国家ができた奈良から平安初期に定められた、東海道、東山道をはじめとする七駅路は。 なんと直線路が多かった。 そして、道幅も都付近は24~42m、地方でも12m前後(前期駅路)と、現在からみても相当広い。 使った人...

この本の細部までを理解したとは言い難いけれど。 でも、日本に律令国家ができた奈良から平安初期に定められた、東海道、東山道をはじめとする七駅路は。 なんと直線路が多かった。 そして、道幅も都付近は24~42m、地方でも12m前後(前期駅路)と、現在からみても相当広い。 使った人は、逓送使(ある区間を往復して都からの書類を届ける使者)、都から任地へいく、地方から都へ行く人々。 官人たちもいれば、相撲取りや防人、俘囚まで多様。 駅舎はかなり立派だったそうだ。 そうしたことも興味深いが、この本の目玉はやはり、古代走路の探し方。 地形図や、なるべく古い地籍図、都市計画図、航空写真などを使うのだそうだ。 それを入手するのも苦労が多いらしい。 今はGoogleearthもあるだろうと思うけれど、おそらくあたりをつけるくらいしかできまい。 そして、あとはフィールドワークである。 今はデジカメがあるから、これについてはだいぶ便利になっただろうとは思う。 京都で直線道路を見たら、秀吉と思え、というのは「ブラタモリ」で言っていたことだが、本書を読むと、いいやそれ以外もありうるかも、と思わされる。 途中はまさに、「ブラタモリ」チックな展開。 道路の脇に、不自然な空き地があったりするのは、それは古代道路の名残かもしれない、というのだ。 古代道路が維持できなくなって、幅が狭くなり、取り残された中途半端な細い土地が残ったゆえのことらしい。 面白い。 道路の経年変化も興味深かった。 切り通して作った道路が、通行で土が締まったり、雨で削られたりして、さらに一段下がっていったりすることもあるそうだ。 まったくこれまで知らない分野だったので、読むのに苦労したし、十分理解戚ていない気がするけれど、それでも、面白かった。

Posted by ブクログ

2017/01/22
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2000年刊行。新書にしては内容はかなり細かい。研究手法にも目配せが効いているのが、新奇。古代の道路という一種マイナーなテーマだが、文献史学と考古学とを両輪とするテーマで、現代歴史学の学問としてのダイナミズムは感得できる。ただ、いかんせん細かい。なお、現代高速道路の八車線、あるいは四車線もの直線道路が整備されていたのには驚嘆。著者は北海道教育大学釧路校准教授。

Posted by ブクログ

2012/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪目次≫ プロローグ   計画道路の「発見」 第1章      古代の道路と交通制度      1.駅伝制とは何かー律令国家の交通制度      2.官道の種類と変遷 第2章      古代道路の探し方      1.文献史料にあたる      2.地理資料から探す      3.考古資料からのアプローチ 第3章     計画道路の形成ー大和      1.計画道路の源流へ      2.計画道路網はいかに形成されたか 第4章     古代の大動脈ー山陽道      1.山陽道の駅家      2.駅家はどのような構造になっていたかー播磨国布勢駅家の復       原      3.播磨国の山陽道駅家 第5章     道路網の再編ー東国      1.東国道路網の再編      2.古代官道はどのように変革されたか      3.日本古代計画道路の歴史 エピローグ  これからの古代道路研究 ≪内容≫ 古代の道路網についての研究書。近年は考古学的発掘からの研究が多いが、著者は、文献史料や地理資料(特に地名)が専門。改新の詔により、道路網の創設が発せられ、律令国家の中で充実していった古代の官道。その多くはまっすぐだったらしい。研究の進む山陽道を中心に、道路の様子や駅家の様子がわかる。

Posted by ブクログ

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