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在日米軍基地の収支決算 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2000/07/20 |
JAN | 9784480058560 |
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在日米軍基地の収支決算
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
基地ゴミや空の問題、岩国基地の問題など、知らないことも多くて勉強になった。ただ、2000年発行の本なのでもう17年前の本ということになり、現在はどうなんだろうと気になった。 本書を読んで、沖縄などの基地の周辺住民にとっての耐え難い問題を何とかしてあげてほしいと感じた一方で、本書...
基地ゴミや空の問題、岩国基地の問題など、知らないことも多くて勉強になった。ただ、2000年発行の本なのでもう17年前の本ということになり、現在はどうなんだろうと気になった。 本書を読んで、沖縄などの基地の周辺住民にとっての耐え難い問題を何とかしてあげてほしいと感じた一方で、本書ではふられていないもう一方の立場、政府や米軍側の考えがわからないので、一歩ひいて国防はどうあるべきか、という視点で書かれた本を次に読んでみたいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2000年刊。少し古くアップデートが必要だが、いわゆる日米地位協定の偏頗性を知るにはもってこい。本書の感想はひとこと、「日本は米国の属国」という事実だけだ。まず、米軍による環境破壊、例えば劣化ウラン弾の貯蔵・実弾発射訓練(低線量被爆問題)、軍艦の整備・補修に伴う廃棄物・ゴミの垂れ流しを指摘。のみならず、航空管制権につき米軍に広範な範囲が割当られるだけでなく、自由な拡張が可能で、これらは米軍占領の遺物。さらに、岩国基地の沖縄化、果てなく拡大する思いやり予算、アメリカ租界とおぼしき治外法権類似の状況を指摘。 これら、特に思いやり予算の拡大は、沖縄返還時の密約や大平政権以降、特に中曽根政権の施策による。のみならず、環境破壊に関し情報の不開示という致命的欠陥がある。百歩譲って、なるほど「思いやり予算」に関しては自前の軍隊を完全整備することとの費用比較から妥当性があるとしても、環境破壊・航空管制権の問題・治外法権類似の状態は、到底是認できないだろう。一部、独と比較されているが、その差は歴然だし、フィリピンですらもう少しまとも。また岩国基地の問題や民間航空機と米軍機とのニアミス問題はもっと知られるべきと思う。 本書では小泉政権の議論はされないが、これら偏頗的な日米地位協定は、いわゆる長期政権下で行われてきたことから推測すれば、アメリカに尾を振る人物が長期政権を持てた、米国陰謀論もむべなるかな、と思ってしまう。しかも、このような偏頗的な扱いを強いられるのは、結局、米国以外の四方各国との適切な関係が構築できていないことに基づくのではないか、そんな気がしてくる。
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第Ⅲ章の思いやり予算の研究だけ拾い読み。 思いやり予算というものを知らなかったので驚きの連続! だいぶ昔のデータだったので、今思いやり予算がどうなってるのか知りたいと思った。。
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