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論理開眼 「事・物ノ理ヲ論ラフ学ヒ」としての論理学 SEKAISHISO SEMINAR
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世界思想社/ |
発売年月日 | 2000/07/20 |
JAN | 9784790708216 |
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論理開眼
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哲学者の手になる論理学の入門書です。著者たちによると、「リベラル・アーツ(教養)としての論理学」の本をめざしたとのこと。 扱われている内容は、命題論理と伝統的論理学の基礎部分が中心ですが、パースのアブダクション(abduction)のほか、私たちの環境との関わり方の中にそうした...
哲学者の手になる論理学の入門書です。著者たちによると、「リベラル・アーツ(教養)としての論理学」の本をめざしたとのこと。 扱われている内容は、命題論理と伝統的論理学の基礎部分が中心ですが、パースのアブダクション(abduction)のほか、私たちの環境との関わり方の中にそうした推論的な活動が見られることから、M・ポラニーの「暗黙知」、ユクスキュルの環境世界論、ハイデガーの道具連関など、普通の論理学の教科書では扱われないような内容を含んでいます。 ルイス・キャロルによる格子図を用いた三段論法の証明や、それをP・ギーチの大抵論理を扱えるように拡張する方法などは、これまで知らなかったので興味深く感じました。ただ、「教養としての論理学」でこうした話題を扱うことは果たして適切なのか、普通のロジカル・シンキングの教科書で十分なのではないかといった疑問も感じます。また、論理的・推論的な関係を、環境世界論における生物主体と環境との関係に包摂するような試みは、試みとしてはおもしろいと思いますが、本書の解説はちょっとていねいさに欠けるようにも思いました。
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