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「私」はなぜ存在するか 脳・免疫・ゲノム 哲学文庫1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 哲学書房/ |
発売年月日 | 2000/10/01 |
JAN | 9784886791009 |
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「私」はなぜ存在するか
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「免疫の意味論」多田富雄、「自己創出する生命」中村桂子 「唯脳論」養老孟司による対談集。2000年刊行のやや古い 本ではあるが、今読んでも示唆に富む良書。この短い対談の 中でも三者三様のキャラクターがしっかり発揮されている点 も面白かった。「自己創出─」だけは未読なのでそのうちに...
「免疫の意味論」多田富雄、「自己創出する生命」中村桂子 「唯脳論」養老孟司による対談集。2000年刊行のやや古い 本ではあるが、今読んでも示唆に富む良書。この短い対談の 中でも三者三様のキャラクターがしっかり発揮されている点 も面白かった。「自己創出─」だけは未読なのでそのうちに 読もうと思っている。
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免疫学者の多田富雄、解剖学者の養老孟司、「自然誌」の唱道者である中村桂子による、三つの対談および鼎談を収録している本です。 「唯脳論」の提唱者である養老が、人間の思想と行動を「脳」という物体の機能からとらえようとするのに対して、「超システム」の提唱者である多田は、免疫の機能から...
免疫学者の多田富雄、解剖学者の養老孟司、「自然誌」の唱道者である中村桂子による、三つの対談および鼎談を収録している本です。 「唯脳論」の提唱者である養老が、人間の思想と行動を「脳」という物体の機能からとらえようとするのに対して、「超システム」の提唱者である多田は、免疫の機能から「自己」とはなにかという問題を考えようとします。さらにゲノム・サイエンスの観点から生命をとらえようとする中村は、遺伝子にもとづいて発生や適応、自己組織化のプロセスを解き明かすという課題をかかげています。こうして、三者それぞれの立場のちがいはありながらも、中村はこの三つの観点をたがいに入れ子になっているようなものとして考えてみたいという発想を打ち出しています。 生物の話から、日本の伝統的な「型」や中国の儒教思想の影響などへ一気に議論を飛躍させる養老のアクロバティックな思索がおもしろく感じられました。
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